8（ウィリアム） ページ27
私はウィリアムに連れられて
こっそりパーティー会場を抜けてきた
他の団長達は言い合いに夢中で気づいてなかったけど
バレずに抜け出せたのは奇跡じゃないだろうか…
外の空気を目一杯吸って伸びをする
「はぁ〜、疲れた！」
ウィリアム「着慣れないドレスは大変だろう」
「うん。すごい窮屈…」
でも、あの場から離れることができただけでだいぶ気が楽になった
「ユリウスに何も言ってないけど…大丈夫かな…？」
ウィリアム「大丈夫だよ。私が勝手に連れ出したんだからAは何も悪くない。それに、パーティーが終わる直前に戻ればいい」
「ありがとう、ウィリアム！すっごく居心地が悪かったんだ」
あんな視線には耐えられない…
かと言ってどうすればいいかも分からなかったから、本当に助かった
ウィリアムはやっぱり優しい
ウィリアム「礼を言ってはいけないよ
これは
私の我儘だから」
「え？」
どういう…
コツッ)
コツッ)
彼は私の前に歩み寄り
そっと、私の頬に触れた
ウィリアム「こんなにも綺麗なAを独り占めしたかったんだ」
綺麗な紫色の瞳から
目をそらすことができない…
「ウィ、リアム…？」
頬に手を当てたまま、その親指で
ツゥーッ と唇をなぞられる…
「ッ…」
ウィリアム「君は警戒心がないね
男と2人きりになるのは、危ないよ…？」
そう言って、ゆっくりと顔を近づけてきた
距離が縮まるにつれて
心臓の鼓動が激しくなっていく…
ドクン)
ドクン)
どうすればいいのだろう…
動こうと思っても
なぜか身体が全く動かない…
そうこうしているうちに
互いの吐息がかかるほどの距離になってしまった
ドクン)
ピタッ)
突然、ウィリアムの動きが止まり
すっと身体が離れる
ウィリアム「…パーティーが終わる時間まで散歩でもしようか」
「へ？…う、うん」
そう言って
何事もなかったかのように、ウィリアムは
私の手を引いて歩き出した
まだ、心臓が煩い…
さっきのは…気にしないようにしよう…
ウィリアム(危なかった…
ちゃんと、私のものにしてからでないとね…)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
短編のくせにやたら長く、無理やり終わらせてグダグダになってしまって申し訳ないです…
これからは気をつけますので
キスマーク？いいえ、虫刺されです。“パート1” 団長、魔法帝編（恋人設定）→←7
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作者 - ミーさん» 私も大好きです！強くてカッコよくて可愛くて！ホント、最強です (2019年3月2日 17時) (
レス) id: 03ae4616c6 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - シルバーウルフさん» 私の独断と偏見です 笑 実際はすぐに寝てしまいそうですけどね… (2019年3月2日 17時) (レス) id: 03ae4616c6 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ツバサさん» リクエストありがとうございました！ (2019年3月2日 17時) (レス) id: 03ae4616c6 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - リリィさん» ありがとうございます！とても嬉しいです……！ (2019年3月2日 17時) (レス) id: 03ae4616c6 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - ユリウスさん大好きなので、お話あって嬉しいです! (2019年2月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナッパ | 作成日時：2018年4月5日 18時
