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しばしの間会場は静寂に包まれたが、
また元のように話し声や食器の擦れ合う音が戻り、ホッとする。
「魔法帝に女なんていたのか…？」
「あんな奴見たことがないわ」
「私の方が綺麗よ」
「いったい、誰なのかしら」
「ユリウス様とお近づきになりたいのに」
「あれ？Aじゃねぇか」
「ホントだ」
そんな声が聞こえてくる気がするが、今は無視しよう…
ん？
「よう、なんでこんなとこにいんだ？
ユリウスの旦那に無理矢理連れてこられたか」
A「え？ヤミ！ウィリアム！」
見ると、いつも通りの格好のヤミときちんとドレスアップしたウィリアムがいた。
ユリウス「あれ？ヤミ…来ないんじゃなかったの？」
ヤミ「気が向いたんで、きたんだよ。Aがいんなら来てよかったわ。旦那も教えてくれりゃ良かったのに。Aがくるって」
ウィリアム「わざわざ、言うわけないよ。
ライバルは少ない方がいいからね」
なんか、このメンバーでいると懐かしいな。
1度目のパーティーを思い出す…
ウィリアム「A」
(チュッ
名前を呼ばれたかと思うと、手の甲に柔らかな感触が…
A「ん？へ？」
ウィリアム「とっても綺麗だよ」
そう言ってウィリアムは膝をつき私の手を取ったまま満面の笑みを浮かべた。
A「カァァァ)////」
ヤミ「おい、金さん何やってんだ」
ユリウス「やられたね…」
ウィリアム「私ももう子供じゃありませんから。」
ヤミ「チッ…つか、旦那もいつまでAの腰に手添えてんだよ。離せや」
ユリウス「あははは…(苦笑」
ぶんぶんぶん
私は頭を振った。
取り乱してはダメだ！冷静になれ！
A「あ、えと、ありがとう。」
ヤミ「テメェも何、顔赤くしてんだ。あれくらいで照れんな。」
A「いや、だって慣れてないし…
赤くなりたくてなった訳じゃ…」
ヤミ「ウルセェ、今ここで限界を超えろ！」
理不尽！そんな無茶な！
ユリウス「男の嫉妬は見苦しいよ、ヤミ」
ヤミ「旦那はさっさと挨拶回り行って来たらどうだ？行かなきゃなんねーんだろ？」
そういえば、前
『魔法帝になると、パーティーの場で王族や貴族に挨拶をしなければならない』とユリウスが言っていたな。
ユリウス「…そうだね。Aも一緒n
『断る』…」
泣きそうになりながらユリウスは挨拶回りに行った。
挨拶回りなんて冗談じゃない。ユリウスの隣にいては、何を言われるか…
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作者 - ミーさん» 私も大好きです！強くてカッコよくて可愛くて！ホント、最強です (2019年3月2日 17時) (
レス) id: 03ae4616c6 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - シルバーウルフさん» 私の独断と偏見です 笑 実際はすぐに寝てしまいそうですけどね… (2019年3月2日 17時) (レス) id: 03ae4616c6 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ツバサさん» リクエストありがとうございました！ (2019年3月2日 17時) (レス) id: 03ae4616c6 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - リリィさん» ありがとうございます！とても嬉しいです……！ (2019年3月2日 17時) (レス) id: 03ae4616c6 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - ユリウスさん大好きなので、お話あって嬉しいです! (2019年2月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナッパ | 作成日時：2018年4月5日 18時
