１２ ひとりぼっち ■ ページ13
気付けば大きな公園の中に居た。
適当にベンチに座ってﾎﾞｰｯとする…。
…私の世界の周りは白黒だ…色がない…。
けど…向こうで走り回っている少年たちは輝いて見えた。
≪純ー!!そろそろ遅いから帰るでー!!≫
≪あっ!!ｵｶﾝ!!今行く!!ほな夢人、また明日なー!!≫
≪今日な、ｵﾄﾝお仕事早く終わるらしいねん。晩御飯食べにいこか!!≫
≪やったー!!僕なｯパスタ食べたい!!≫
≪わかったわかったｗ≫
…手を繋いで帰る親子。
すごく…うらやましい…。
私の傍には誰もいない…両親は事故で死んだし。
兄貴だって、本当は私がいないほうがいいと思う。
実際いらないと思うんだよね…。
「…くだらない」
世の中も…僕の人生も…僕の存在価値も。
無駄なものだらけだよね
犯罪者とか、僕とか。
??「そんなことないやろ」
聞き覚えのある声が聞こえた。
振り返ると、渋やんがいた。
「…渋やん」
渋「よっ」
そういって私の隣に座る。
そしてどこか一点を見つめていた。
横顔の渋やんは、まつ毛の長さが目立つし、いつもよりカッコよく見えた。
渋「何見惚れてんねんｗ」
「べっ別に見とれてなんかないわ」
渋「嘘やんｗ」
「嘘ちゃうわ」
渋「素直ちゃうわー(-з-)」
「うっさい…ｗ」
ふてくされてる顔が可愛らしくて笑ってしまった。
渋「…そうやって笑ってればえぇやろ」
「え??」
渋「反抗ばっかせんと、素直に笑ったりすればえぇやん…^^」
微笑む渋やん。
すごく…カッコイイ…
…でも…
「愛されていないのに、感情表現だなんて…」
私は小さくつぶやいた。
続く (更新停止中)
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ぷらづま(プロフ) - 蝶々p大好きです。更新楽しみです (2014年5月5日 18時) (
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奏 架(プロフ) - なりすましゲンガーはミクとリンだから大丈夫だよｗんー…1925!! (2012年4月10日 17時) (レス) id: 811572cd98 (このIDを非表示/違反報告)
奏 架(プロフ) - 雪解け桜!! (2012年4月9日 14時) (レス) id: 811572cd98 (このIDを非表示/違反報告)
奏 架(プロフ) - ペルセウス!! (2012年4月8日 10時) (レス) id: 811572cd98 (このIDを非表示/違反報告)
栄斗 - ゆるふわ樹海ガール☆ (2012年4月8日 9時) (携帯から) (レス) id: 30be168c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 架 | 作者ホームページ：http://x77.peps.jp/sonica8still8/
作成日時：2012年4月2日 14時
