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職員室に行きかけて足を止める。
なんとなく其方にはいない気がする。
少し考えて踵を返す。
・・・化学室ですかね。
化学室に向かう。扉の前で立ち止まる。
あ、微かにタバコの匂いがします。
先生がいる事を確信して俺は軽くノックだけをして中に入った。
化学室の中、準備室へ。
青「失礼します。九瓏先生いらっしゃいますか?」
紫「おー。どしたどした〜?泉がココにくるなんて
Aの時以来じゃん」
青「今日は先生に相談があるんです。来年度の風紀委員のことで。」
紫「新しく赴任してくる風紀委員担当の先生の事か?てかさ、
なんでその事知ってんの?」
まだ生徒は知らないハズの情報だが。
青「来年度って言ってももう来月の話ですし。俺も風の噂で聞きました。」
紫「そっか。まぁいいんだけど。
んで、相談てのはその先生がどんな人かってこと?それとも
活動内容を変えたいとか?」
青「どちらかと言えば前者です。それによって今後どうするかってなりますからね。」
ふ〜ん。
泉は慎重派だな〜。
でもそれだとさ、来た先生次第で委員会が生きも死にもするって事だよ?
紫「じゃあさ、泉は今の活動をそのまま見て貰おうとは思わないの?」
だってAから任命引き継ぎされたんでしょ?
あいつがする事に無駄な事があるなんて思えない。
青「!」
紫「先を見て行動するのは悪い事じゃない。けど
先ばかり見てたら足元の石に気付かずコケるかもしれない。
俺的にはさ。今引き継いだ事を精一杯すれば
いいんじゃないかって思うけどな。」
青「・・・確かにそうですよね。すみません。もうすぐ先輩も卒業ですし、尚更しっかりやらなければと内心焦ってました。
アドバイス、ありがとうございました。」
うん。少し肩の力抜けたみたいで先生安心したよ〜。泉も抱え込むタイプだからな。
紫「ところで、Aから引き継いだのってどんな感じの?俺まだUSBの中身知らないんだけど。」
あ、そう言えば先生には大量の資料を見せてUSBの話をしただけでした。
青「ではパソコンお借り出来ますか?」
いいよ〜と言われ俺はファイルを開いていく。
紫「・・・これ、学生が作れるレベルのじゃなくない?え?どうやって作ったの?」
やっぱりそうなりますよね。
青「誰でも作れるって言ってましたよ。(41話参照)無理ですよねやっぱり」
あいつホントに何者?改めて二人がそう思った。
先輩は数日後、無事卒業されました。
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blackbattler(プロフ) - 干し椎茸*さん» 初めまして!書き手さんからコメ頂けるなんて凄い感動です!いつも楽しく読ませて頂いてる方から好きとか!!感動です!ありがとぅございます!更新頑張ります!干し椎茸さんも更新頑張ってください!ホントにありがとぅございますぅ! (2017年8月8日 6時) (レス) id: c3342d1010 (このIDを非表示/違反報告)
干し椎茸*(プロフ) - 初めまして!干し椎茸*と申します!この作品とっても好きです!!夢主ちゃん働き者過ぎて心配…← これからも更新頑張ってください!! (2017年8月7日 19時) (レス) id: a817280258 (このIDを非表示/違反報告)
blackbattler(プロフ) - みおにゃんさん» みおにゃさん、ご指摘ありがとうございます!とっても助かりました!また何か気づく所があれば教えて頂けると嬉しいです^^ありがとうございます!! (2017年6月30日 9時) (レス) id: c3342d1010 (このIDを非表示/違反報告)
blackbattler(プロフ) - 真奈さん» 初めまして!コメントありがとうございます!ホントに感激です!更新遅いですが(汗)頑張ります!ありがとうございます!! (2017年6月30日 9時) (レス) id: c3342d1010 (このIDを非表示/違反報告)
みおにゃん(プロフ) - 作品ジャンルにオリジナルが付いているので外した方がいいですよ。一応違法になるので誰に報告されるか分かりませんので。続き楽しみにしています。頑張ってくださいね(*^^*) (2017年6月30日 2時) (レス) id: c40daf7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:blackbattler | 作成日時:2017年6月28日 3時