第13話〜過ちと目標〜 ページ15
分かれてやることとなった
パスの練習。
琴はまだ何がなんだかわからないらしく
？を浮かべながら咲美を見た。
「咲美、どうして3人から離れたやんね？」
「琴さんは感じませんでしたか？
彼女らの苛立ちを。」
「苛立ち……？
あ！なんだかパスが強くなってたのって……」
「ええ、苛立ちのせいでしょう。
私たちの何に苛立ちを覚えたのかは不明ですが
サッカーやスポーツにおいて苛立ちは厳禁、
少し冷静にさせた方がいいと思いまして。」
「ふーん……咲美はよく見てるやんね、
ビックリした……」
「ふふっ
彼女たちは分かりやすいんですよ。
(まぁ、それだけではないんですが……)」
咲美の出生上、顔色を伺うことに慣れてしまい
幼い頃から刻み込まれた本能が出てきたのだ。
咲美はそれに嘲笑するも、
受け取ったボールを見て頬を緩めた。
「さ、始めましょうか。
時間が勿体無いですからね。」
「うん。
お、お手柔らかに……やんね？」
「ふふっ、わかりました。
それでは参ります。」
咲美はボールを蹴り上げると
数ヶ月前に共に戦ったキャプテンを思い出した。
今はプロ入りを果たし
そのチームのキャプテンとしているものの
最初は才能や練習場所に恵まれず1人でサッカーをやっていた、そよ風のような少年。
だが、人を惹きつけるものを持っており
仲間はもちろん、敵であったものすら
友達として受け入れ日本を、時間を、世界すら守った彼。
「天馬さん……、」
「咲美ー！行くやんねー！」
「！……はい！」
“サッカーや自分が喜ぶようなサッカーを”
咲美は数ヶ月前の過ちを糧に
胸の中でそんな目標を立てた。
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スート(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます…！私自身も早く先に進みたいと思っているのですが時間が中々…（言い訳←）なるべく更新速度を速めるように心掛けるので応援お願いしますっ！長文失礼しましたっ！ (2018年10月1日 17時) (
レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品を楽しみに読んでいます。 出来れば以前のように更新速度を上げていただけると嬉しいです。これからも更新頑張ってください (2018年10月1日 14時) (レス) id: d1edd8cd31 (このIDを非表示/違反報告)
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