0010:踊 ページ11
【Ado】
1年生3人と引率の五条が向かった先には、如何にも何か良からぬモノが出そうな廃ビル。
建物の外観からも近寄り難い暗いオーラを放ち、年季が入った看板の文字は判別すら出来ない。
｢いますね、呪い｣
｢｢嘘つきーー！！｣｣
冷静に見たままの現状を口にする伏黒と、其所が六本木ですら無いと嘆く虎杖、釘崎の温度差たるや天と地の差。
騙した張本人の五条は笑みを絶やさず、Aは最初から知っていたのか無反応。
｢地方民を弄びやがって！！｣
特に釘崎に至っては六本木への期待が高まって居たせいか、嘆くと言うよりかは完全にキレているが正しい。
対する虎杖はあっさりと切り替えたらしく、五条に話を聞いている。
近くに大きな霊園がある事、廃ビルだった事の2点が相まって呪いが発生したのだと五条は言う。
｢やっぱり墓とかって出やすいの？｣
｢墓地そのものじゃなくて、墓地＝怖いって思う人間の心の問題なんだよ｣
五条と代わって説明する伏黒に、学校もその理由だったと納得する虎杖。
釘崎はそんな事も知らないのかと反応を返す。
伏黒は釘崎に虎杖が呪術師になった今までの経緯を話し始めた。
｢…制御したとはいえ、万が一でも宿儺が出て来たらヤバい｣
｢…俺は連れて逃げる。それから結界を張る｣
｢…恵を置いとくから。後はAが頼みの綱だからね｣
残された五条とAは、3人の様子を見ながら小声で話す。
内容は緊急事態が起こった場合の行動を再確認している様だ。
｢飲み込んだぁ！？特級呪物をぉ？？｣
真剣な面持ちでAが頷き、会話が終わった瞬間。
釘崎の悲鳴に似た大声が響く。
｢きっしょ！！！有り得ない！！キモすぎ！！｣
｢んだと？｣
｢無理無理無理無理｣
先日の虎杖が取った"受肉"という選択は、一般人なら猛毒を飲み込んだ事と変わらない。
意味を理解している伏黒は同感だと、結果はどうあれ有り得ないと釘崎に同調した。
｢君達がどこまでできるか知りたい。ま、実地試験みたいなもんだね｣
本題は此処からだと、五条は釘崎と虎杖に向かって建物内の呪霊を祓って来いと言う。
それを聞いた釘崎は虎杖を横目に嫌そうな声を上げる。
｢あれ、でも呪いは呪いでしか祓えないんだろ。俺、呪術なんて使えねぇよ｣
｢君はもう、半分呪いみたいなもんだから｣
虎杖の体に呪力が流れていても制御は出来ない、だからと五条は布で包んだ特徴的な形状の刃物を渡す。
｢呪具『屠坐魔』呪力の篭った武器さ。これなら呪いにも効く｣
0011: Wrong Move Feat.Olivia Holt→←0009:Just Dance (Feat. Colby O'Donis)
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ゆきみ大福(プロフ) - ボブさん» コメントも評価もありがとうございます。文章力が足りなくてすみません(´；ω；｀)分からない所を教えて下されば！解説作ります！ (2021年7月30日 22時) (
レス) id: 3362b7a468 (このIDを非表示/違反報告)
ボブ - お話少し難しいけど、読んでいて楽しいです！毎日更新楽しみにしながら過ごしています！星の一番右端押しました！！ (2021年7月28日 14時) (レス) id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ大福(プロフ) - 絶対に出て来るなぁ。笑える。低評価あざーす (2021年4月28日 12時) (レス) id: 3362b7a468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきみ大福 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mutsuki159/
作成日時：2021年4月27日 23時
