第14話 心配 ページ15
長い時間走っていると周りが霧で囲まれ始めた
｢ゴン、A
もっと前に行こう｣
『おっけ！』
｢うん
試験官を見失うといけないもんね｣
｢そんなことより
ヒソカから離れた方がいい｣
｢？｣
『そのうち、何人か殺される…？』
頭に？を浮かべるゴンの横で
私が答えるとキルアが少し驚いた様子でこちらを見た
しかし、すぐ普段通りの表情に戻り
｢…そのとおり
あいつ 殺しをしたくて
ウズウズしてるから
霧に乗じてかなり殺るぜ｣
ゴンが不思議な顔で私達を見る
｢なんでそんなこと
わかるのって顔してるね
なぜならオレも同類だから
臭いでわかるのさ
Aはどうか知らないけど｣
『…いやほら、見た目がヤバいから』
｢それはまぁ…たしかに｣
うーんと言うような表情のゴン
｢同類…？あいつと？そんな風にはみえないよ｣
｢それはオレが猫かぶってるからだよ
そのうち わかるさ｣
｢ふーん｣
その後ゴンは走りながら後ろを向き
レオリオとクラピカに向かって前に来るように叫ぶ
｢緊張感のない奴らだな もー｣
霧は一段と濃くなっていき
様々な生物達が試験者達に襲いかかり
誰かの悲鳴が響く
｢ゴン、A｣
｢…お前ら！！｣
『！』
｢え？何？｣
キルアの声で私とゴンが我に返る
｢ボヤッとすんなよ
人の心配してる場合じゃないだろ｣
｢うん…｣
『ごめん』
｢見ろよ この霧
前を走る奴が かすんでるぜ
一度はぐれたら もうアウトさ｣
｢せいぜい友達の悲鳴が
聞こえないように祈るんだな｣
沢山の悲鳴が聞こえる中、
キルアのその一言がはっきりと聞こえた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りりまる(プロフ) - dolphin0891さん» 長い間お待たせして申し訳ございません（泣）全ての話を修正するので時間はかかりますがまた続けていくので楽しみにお待ち下さい！ (2021年11月23日 1時) (
レス) id: ae3f841ece (このIDを非表示/違反報告)
dolphin0891(プロフ) - 待ってました（泣） (2021年11月21日 19時) (レス) @page23 id: 5565e424d0 (このIDを非表示/違反報告)
りりまる(プロフ) - momoさん» 本当ですか！？めっちゃ嬉しいです、ありがとうございます！！頑張ります( ´ ▽ ` )ﾉ (2018年12月20日 20時) (レス) id: 51e70b7b01 (このIDを非表示/違反報告)
momo - 見つけてからずっと繰り返して読んでます！更新頑張ってください！応援しています！ (2018年12月20日 20時) (レス) id: 3eab5fcd02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りりまる | 作成日時：2018年12月7日 0時
