Episode 12 ページ14
ー話し手 リヴァイー
過去編
少し原作が崩壊します。
Aの生い立ちから話そう。
俺の母親は、俺が13歳の時に男に刺されて死んだ。
その時、母親の腹には赤ん坊がいたんだ。
母が刺された場所は腹じゃなかったから、もしかしたら赤ん坊は生きているんじゃないかと、死んだ母の腹を切った。
運良く生きていた、それがAだ。
Aというのは、母が「産まれてきたらつけるんだ」と言っていた名前だ。
それから、何とかAを俺一人で育てた。
Aは1歳程となり、歩けるようになった。イスに座れと言えば座るし、部屋や街を走る、とまではいかないが、動き回ったりもしていた。
だから、目が見えないなんて思わなかった。
その頃には、ゴロツキの奴らと共に住んだり生活していた。
ファーランと俺とAの3人が家に居て、俺がAに文字を教えようとした時、異変に気付いた。
リヴァイ「これは、“α” だ。
書いてみろ。」
そう言って紙とペンを渡した。
だが、一向に書こうとしない。
リヴァイ「どうした？A。」
貴「......？」
Aは此方を見て首を傾けるばかりだ。
手を添えてやるが、文字を認識していない。
それが数分続いた。
ファーラン「まさか......
リヴァイ、ちょっといいか。」
それを見ていたファーランが、Aに色紙を数枚渡した。
ファーラン「A、この色と同じなのは、どれ？」
貴「いろ？」
ファーラン「うん。これが赤、これが青。
で、これは黄色。」
一つ一つ見せながら説明するが、全く理解していない。
貴「かみ、だよ。ぜんぶ。」
リヴァイ「色を、認識していないのか？」
ファーラン「.....いや、多分..........。」
すると、ファーランはAに目隠しをした。
ファーラン「A。
あそこの机の上にあるコップを取ってきてくれないか？」
貴「うん！」
Aは、言われた通りに机の上のコップを持ってきた。途中にある、他のイスや絨毯等の障害物に引っかからずに。目隠しなんてしていない、まるで全てが見えているように。
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來來 - 更新fightです (2017年9月17日 21時) (
レス) id: 9833dc76bd (このIDを非表示/違反報告)
藍鳥 - 雪さん» コメントありがとうございます！応援して下さり嬉しいです！ (2017年5月26日 23時) (レス) id: f90e158c59 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 凄く面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2017年5月21日 10時) (レス) id: 53f48402b5 (このIDを非表示/違反報告)
藍鳥 - Re1022さん» コメントありがとうございます！更新率は低いかもしれませんが、よろしくお願いします！！ (2017年4月12日 23時) (レス) id: 64e85a4cd6 (このIDを非表示/違反報告)
Re1022(プロフ) - 面白いです！早く次の話が見たいです!!!!!! (2017年4月1日 9時) (レス) id: 9d933d1945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍鳥 | 作成日時：2016年6月23日 0時
