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U-20日本代表vs青い監獄11傑。
試合開始まであと2時間。
既に会場内は熱気に包まれている。チケットをもぎ取りやってきた観客たちは各々応援グッズなどを持ち寄りその開始を嬉々として待ち構えていた。
そんな観客席のAブロックには既に悠仁が、そしてDブロックには真希先輩がいる。呪霊の発生は何も試合開始と同時ではなく、既に4級呪霊の発現が確認されている。4級であれば術式の持たない2人でも瞬きの間に祓えてしまうので差程問題は無い。ただ3級、2級と上がっていくと非術師に隠しながらの祓除が厳しくなっていくのでこの程度で終わってほしいところではある。
そんな私はと言えば現在、ブルーロックスの控え室前にいた3級呪霊の祓除を終えたところであった。こちら側……観客席外であれば呪具を振り回していても見つかることは無いため安心して振り回せる。ということで私の現在の武器は1本の刀。が、3級呪霊を祓い終えた私は、その刀をブルーロックス控え室内に立てかけた。
ブルーロックの面々には既に説明を施しているのでこれを無闇に動かす人間はいないだろう。
問題はU-20側の控え室だ。
──「んあ? あれ、えーっと……AA!」
「士道龍聖……」
U-20の控え室の方へと移動すると、そこには何故か龍聖くんがいた。そういえば彼は青い監獄を一時離脱し、凛のお兄さんの要望でそちら側に着くことになったのだとか。それは分かっていたのだが、まさか2時間前にも関わらずここにいるとは思わなかったため少し驚いた。対する彼も、驚いたように私の背後を見ている。
「……何背負ってんの? ギター??」
「武器」
「ギターが!?」
「ち、違う。ギターケースは便利だったから……中に色々詰め込んでて」
そう言ってケースからまた武器を取りだした。今度はショットガンである。それを見た龍聖くんが目をキラキラさせているが近づくなの意を込めて手のひらを見せた。
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綾人 - コメントに返信ありがとうございます。今回も面白さや文章力が爆発してますね！そして今回も私の好きなキャラがいるなんて！士道や冴や愛空がいて、セリフがなくても存在しているということが嬉しいです。今後も私が楽しみにしている作品を続けてもらえると嬉しいです (7月30日 11時) (
レス) @page44 id: 37a56df5f0 (このIDを非表示/違反報告)
ことこと(プロフ) - 綾人さん» コメントありがとうございます！身に余るお言葉とてもとても嬉しいです……！今後とも今作品をどうぞよろしくお願いいたします。 (7月30日 10時) (レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
綾人 - コメント失礼します。作家さんかと思うくらい、文章の構成も表現も凄くて、何より二つの作品をここまで綺麗に一つの作品に出来るのか！？という驚きもあります、これからも作者さんはもちろん、この作品も応援させていただきます。無理せず頑張ってください。 (7月29日 22時) (レス) @page41 id: 37a56df5f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことこと | 作成日時：2023年6月9日 21時
