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─食堂に移動し、最初に私を誘ってくれた廻や豹馬と一緒にご飯を食べる。今日は白身魚のフライ。ほくほくでとても美味しい。寝不足の体には味付けも濃くなくて重くなくて食べやすい。一口食べると空腹に気づいてしまった体は次を求める。黙々と食べて、最後に緑茶を飲んでふぅと落ち着いた頃には周りは周りで談笑していた。どうやら監獄に来る前の話をしているらしい。彼らもU-20戦に向けてそればっかりだったので、1週間前ではあるが閑話休題と言ったところであろうか。


「千切学ランなん!? うわぁ……なんか、アンバランス……」

「にゃはは! ちぎりん顔が可愛いから!」

「学ランと言えばさ、Aさんの格好もちょっと学ランっぽいよな」

「その服戦闘服?」

「制服だよ。これで学校通ってる」

「制服!? 奇抜〜……」


この制服は呪術師にとっては非常に大切なものだ。呪術界専門の仕立て屋が呪力耐性のある布地などを用いて作っているため頑丈。デザインに関してはトップスは育ての親のお下がりだがボトムスは私が指定したデザインである。普段ホルダーをつけているためそれを隠すためにはスリットスカートにするのが1番機能的に良かったのである。


「じゃあ他の人は全然違う制服だったりするんだ」

「同期の野薔薇はプリーツスカートだし、先輩はタイトスカートだよ。スーツの人もいるし」

「もう制服じゃねーじゃん」


制服と言えども私なんて実際今学校行ってないしね。そんな思いも込めて苦笑い。
制服と言えば悠仁なんかは悟先生が勝手にカスタムしたとか言ってたし、案外自分で案を出してる人間も少ないのかも。正直なところ私もお下がりが無かったらトップスは適当にしてもらうつもりだったし。その点野薔薇は結構あれそれと要望を言ったらしい。ハイウエストで太めのベルトにすることで細見え?とかって。
交流会の時に会った京都校の先輩方なんかは特に個性的だったなあなんて思う。葵先輩なんて上裸だったし、持ってるのかなトップス部分。

ぼんやりと皆の学校の話を聞きながらも結局高専のみんなの事を考えてしまう。今何してるんだろうとか、あの人の術式ってそういえば……とか。気付けばそんなことをずぅっと考えているかもしれない。そりゃ疲れる、とようやくそこで自身の体の疲弊具合を認識して眉間を揉んだ。


「大丈夫?」

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綾人 - コメントに返信ありがとうございます。今回も面白さや文章力が爆発してますね!そして今回も私の好きなキャラがいるなんて!士道や冴や愛空がいて、セリフがなくても存在しているということが嬉しいです。今後も私が楽しみにしている作品を続けてもらえると嬉しいです (7月30日 11時) (レス) @page44 id: 37a56df5f0 (このIDを非表示/違反報告)
ことこと(プロフ) - 綾人さん» コメントありがとうございます!身に余るお言葉とてもとても嬉しいです……!今後とも今作品をどうぞよろしくお願いいたします。 (7月30日 10時) (レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
綾人 - コメント失礼します。作家さんかと思うくらい、文章の構成も表現も凄くて、何より二つの作品をここまで綺麗に一つの作品に出来るのか!?という驚きもあります、これからも作者さんはもちろん、この作品も応援させていただきます。無理せず頑張ってください。 (7月29日 22時) (レス) @page41 id: 37a56df5f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことこと | 作成日時:2023年6月9日 21時

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