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──夜、25時を回ったころ。暗い棟内を歩くもやはりいるのは4級の小さな呪霊ばかり。でも確かに大きな気配はある。悟先生の言っていた土地が良くない、ということもあってこの気配は地中のものかとも思ったが、そうであれば構わないもののそうではないらしく。
選手らの寝泊まりする棟を歩いていると、ずりずりという音が背後から聞こえた。持っていた懐中電灯をそちらに向けて目を凝らすとそこには人の上半身のようなものがあって。
「あああああああああしししししいいいいいいいい」
「……てけてけ?」
都市伝説で有名だろう。下半身のない幽霊が追いかけてくるとかいう都市伝説。確か名前はてけてけだったような。とことこだっけ?
どうやら足を欲しがっているらしくさっきから足、足と言いながらこちらへと向かってくる。
私の足が欲しいらしい。あげないけど。
「……ここで足を強請るのは……駄目だよ」
バン。そう言ってそれを構え引き金を引いた。てけてけらしき呪霊は私の握るそれが放った銃弾に貫かれてあっという間に消滅する。それを確認し私は予定通り巡回を再開した。
─「監視カメラで見ていたよ。呪術師というのはもっとこう……札とか数珠とか使うのかと思ったけど、想像より遥かに物騒な物で仕事をこなすもんだね」
「……あの時間に起きてたんですか。身体に悪いですよ」
「ほっとけ。それより俺には何も見えなかったけどあれ、何かいたわけ? まあそうじゃなきゃ銃なんてぶっ放さないわな」
「てけてけみたいなのがいたので……」
「てけてけ……」
カタカタとパソコンを操作してから絵心さんはうわぁという声を漏らした。マジでいたの?これが?と私を見ながら言うのではいと頷けば心底嫌そうな顔を見せた。
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タキタカ(プロフ) - 「へぇ。俺そういう映画とか見たことないから知らないや。というかさっきからオシャさん何ぼーっとしてんの?」 「……オシャ!!!」 「何!?!?」 〜「何て……??」ここで声出して笑いました。面白いです！ (9月17日 22時) (
レス) @page22 id: baee95592f (このIDを非表示/違反報告)
ことこと(プロフ) - ぐらす。さん» コメントありがとうございます！pixivの方でもお読みいただき光栄です。今後とも是非、よろしくお願いします！ (5月24日 9時) (レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
ぐらす。(プロフ) - pixivでもこの作品見てました。やっぱり面白くて好きです。pixivのほうでも無理しない程度に頑張ってください！ (5月22日 17時) (レス) id: 6255010be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことこと | 作成日時：2023年5月15日 18時
