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他の棟でも聞き込みを終え(実際に聞き込みを行ったのはアンリさんだけど)、その日から絶賛引きこもり生活が始まった。
聞き込みを元に呪いの発生しそうな場所へと出向き呪いを祓う以外は完全に自室で自堕落な生活を送っている。相当暇だ。
結局、たった4日で飽きがきた私はアンリさんに我儘を言うことにした。


「え!? 寧ろいいんですか!?」

「追加の給料はないけどいいの」

「いいですよ。そもそも貰いすぎてるので」

「か、神……!!」


アンリさんと甚八さんに提示したのはブルーロック内の雑務の請け負いだ。
アンリさんのスケジュールを見た時には失神するかと思った。約300人の個人データをたった1人でまとめ更には甚八さんのお世話と勉強タイムに時間を費やし奔走するのが毎日ときた。呪術師も忙しいが、それでも1日に来る任務なんて1件ないしは2件。任務のない日は休めるしその分はちゃめちゃな額貰えるわけで。


「お金を貰っているからにはちゃんとそれに見合うことをしないと……!」

「なんていい子なの……!!」

「へぇそう。じゃあどうしよっかなー。アンリちゃんのお手伝いでデータ入力の補佐とあと…………あ、」


体力に自信あるよね君。
そう言った甚八さんに私とアンリさんが首を傾げた。


「ブルーロック内の掃除、あと備品の管理。君がやってくれるなら人件費削れてハッピー」

「流石にブルーロック内の掃除は1人じゃ無茶ですからね!?」

「んー…………ううん、多分大丈夫。走れば」

「頼りになるなあ呪術師さん。んじゃ早速今日からよろ。詳細はアンリちゃんに聞いて」


くるりとモニターに向き直った甚八さんに、この人いつもこんな調子だなあと思いながらもアンリさんについて久々のお昼間ブルーロックを歩いた。

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タキタカ(プロフ) - 「へぇ。俺そういう映画とか見たことないから知らないや。というかさっきからオシャさん何ぼーっとしてんの?」 「……オシャ!!!」 「何!?!?」 〜「何て……??」ここで声出して笑いました。面白いです! (9月17日 22時) (レス) @page22 id: baee95592f (このIDを非表示/違反報告)
ことこと(プロフ) - ぐらす。さん» コメントありがとうございます!pixivの方でもお読みいただき光栄です。今後とも是非、よろしくお願いします! (5月24日 9時) (レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
ぐらす。(プロフ) - pixivでもこの作品見てました。やっぱり面白くて好きです。pixivのほうでも無理しない程度に頑張ってください! (5月22日 17時) (レス) id: 6255010be3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことこと | 作成日時:2023年5月15日 18時

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