Overdose 32 ページ34
「Aヒョンって結局、ヒョンジニヒョンが好きなの？」
「え！？！？」
何も知らないイエナの悪びれない質問に心臓がはねる。
ヨンボガもモグモグとご飯を食べながら僕を見ている。
「ど、どういうこと？？」
「え、いや…僕から見てたらヒョンジニヒョンとAヒョンってお互い助け合ってる？感じがして…なんとなくそんな関係なのかなって」
イエナの言葉にさらに心臓が早くなる。
別に隠してるつもりは無い。
でも、ヒョンジナは僕への気持ちを隠していたってことはあっさりココで関係性を言ってしまうのもおかしい。
それに……リノヒョンを好きな僕自身の話もしなくちゃならない。
「僕はリノヒョンとAがいいなぁ〜」
「っ、な、なんで…？」
次はヨンボクの言葉に心が傷つく。
「え、だって……
リノヒョンってAの事大好きじゃん」
え？
リノヒョンが……僕を？
「あはは…いや、それは無いよーだって僕どれだけヒョンに弄られてたか見てるでしょ！」
「ふふふ！Aって本当に鈍感だね！どうみてもアレはヒョンのカマってカマってってやつだよ〜僕見てていつもニヤけが止まらなかったもん」
「あー！たしかに！リノヒョンってばAヒョン居なくなるとすーぐキョロキョロして探してましたもんね！」
やだ。やだよ。
そんな話、今更……聞きたくなかった。
だって、それじゃあ……
今までヒョンが僕のところに来てたのは……。
「……っ」
「Aヒョン？…顔が青いけど大丈夫？」
「具合悪いとか？最近忙しかったもんね。少し休みなよ？リノヒョンの部屋空いてるし」
「……ぁ、」
「「A！！」ヒョン！！」
遠くなる意識。
頭の中が真っ白になった。
なんで、僕はいつもこうなんだろう。
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作者名：山田 | 作成日時：2023年2月7日 0時
