匂い ページ38
海堂｢風呂ありがとうございました･･･？皆は｣
｢あ、英二くんと秀一郎くんは雨の弱いうちに夕飯の買い出し行ってくれてる。よくよく考えたら10人分の材料ないなあって｣
海堂｢そうなんすね｣
｢他のみんなは･･･多分あっちの部屋でゲームとかしてると思うけど｣
母が1人だと退屈でしょ！！って色々ゲーム機送ってくれるんだよね
あまり使ったことないから持て余してたけどやっと役に立ったみたいでよかった
｢薫くん、ドライヤー使う？｣
よく見たら薫くんの髪は濡れたまま
タオルで拭いただろうからビショビショってわけではないけど風邪ひきそう
海堂｢いつも自然乾燥っす｣
｢駄目だよ、こっちおいで｣
ポンポン、と私が座るソファーを叩く
薫くんは不思議そうな顔をしながらも大人しく隣に座ってくれる
｢乾かしてあげる｣
海堂｢え"｣
薫くんが座るソファーの後ろに回って、
ドライヤーを準備する
乾かしてあげる、なんて言ったけど
薫くんの髪がサラサラで触ってみたかったのも事実だ
｢熱かったら言ってね｣
海堂｢え、いや、大丈夫っす、自分で｣
｢え？なに？｣
薫くんが顔を真っ赤にして何か言ってるけど、
ドライヤーのスイッチを入れたことで全く聞こえない
･･･にしてもサラサラだ、妬ける
｢サラサラだね、薫くん｣
聞こえるように、薫くんに少し顔を近づけて言う
海堂｢そ、んなことは･･･｣
｢私より綺麗だよ｣
海堂｢･･･A、さんの方が、綺麗っすけど｣
｢ふ、ありがとう｣
顔を真っ赤にして言うから笑ってしまう
可愛いなあ
｢はい、終わり｣
海堂｢ありがとう、ございます｣
｢いえいえ･･･あ、オイルつける？私ので申し訳ないけど｣
もう何でも来い状態な薫くんの髪に
返事を待たずにオイルをつける
｢今度こそ終わり〜｣
このオイルの香りが大のお気に入り
金木犀の香りで、髪もツヤツヤになる
海堂｢･･･同じ匂いっすね｣
｢うん、お気に入りなんだよね｣
ガチャ
菊丸｢たっだいま〜！｣
あ、2人が帰ってきたみたい
食べたいものの材料買ってきて、って言ったけど何買ってきたんだろう？
大石｢あれ？2人だけかい？･･･って！海堂！顔が真っ赤じゃないか！熱でもあるんじゃ｣
海堂｢だい、大丈夫っす！元気っすから！｣
菊丸｢ふうん、あやし〜｣
｢はいはいご飯作るから英二くん手伝って｣
菊丸｢ほいほい！任せて！｣
英二くんは料理が得意らしい
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MOMO(プロフ) - とても面白いです！これからも頑張って下さい。 (2022年10月25日 16時) (
レス) @page32 id: 086efc5a74 (このIDを非表示/違反報告)
牧(プロフ) - 毎日の楽しみです！財前とこれからどうなるのかもワクワクですね！ (2022年9月4日 17時) (レス) id: 0d6f1959a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2022年7月13日 22時
