雷雨 ページ37
菊丸｢止まないにゃ〜｣
｢止まないねぇ｣
時計を見ると6時
雨は止まない･･･というよりだんだん強くなってる気がする
たまにゴロゴロ聞こえるし遠くで雷でも鳴っているんだろうか
手塚｢だがそろそろ帰らなければな･･･｣
｢え、こんな雨の中？皆傘持ってないし私も1本しかないよ｣
手塚｢･･･そうか｣
ここで帰らせるほど私は鬼ではない
特にみんなに対しては
｢泊まる？｣
｢｢｢え｣｣｣
｢でもご家族が心配するよね｣
大石｢そ、それは連絡を入れれば大丈夫･･･ってそういうことではなくて！｣
秀一郎くんがワタワタしてる
そういうことではないならどういうこと
大石｢さすがにお、女の子の家に泊まるなんてできないよ｣
なあ皆、とみんなを見渡す秀一郎くん
みんなもうんうん、と頷いている
･･･リョーマを除いて
越前｢俺とーまろ。先輩たちはまあ雨の中頑張って帰ってくださいね｣
｢あ、泊まる？わかった｣
越前｢ねえA先輩。俺雷怖いから一緒に寝てほしいっす｣
｢怖いの？いいよ、一緒に寝よっか｣
雷が怖いなんてまだまだ子供だなぁ
仕方ない。ベッドを貸してあげよう
私は下に布団でも敷きますか
桃城｢こ、こら越前！付き合ってもない男女が一緒の布団で寝るなんてダメだ！｣
付き合ってもない男女が？
一緒の布団？
｢いやいやいや、同じ部屋ってだけだよ。一緒の布団なわけないでしょ｣
越前｢え、違うんすか｣
｢え？｣
海堂｢そもそも雷怖いなんて嘘だろ。雷の中普通に試合してたじゃねえか｣
越前｢･･･ちぇ｣
小さく舌打ちをするリョーマ
否定しないってことは嘘だったんだな
べ、別に騙されてないし
｢怖くないなら別部屋です｣
それから薫くんと武くんは泊まる、と言った
越前と2人だと危ないとかなんとか
てことは後輩sは泊まるってことか
なんか喧嘩耐えなさそう
不二｢喧嘩を止める人は必要だよね。てことで僕もお言葉に甘えて泊まらせてもらおうかな｣
救世主･･･
周助くんなら3人の扱いにも慣れてるだろうし安心だ
菊丸｢ちょっとちょっとー！じゃあ俺も泊まる！｣
大石｢え、英二｣
菊丸｢大石もだぞ！｣
おお
結局タカさんも貞治くんも泊まることになった
残るは国光くんだけ
みんなの視線が国光くんに向く
手塚｢･･･よろしく頼む｣
てことは･･･結局みんなでお泊まりだ
え、なんかこんなに大人数で泊まるの小学校の修学旅行以来かもしれない
ちょっとワクワクする
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MOMO(プロフ) - とても面白いです！これからも頑張って下さい。 (2022年10月25日 16時) (
レス) @page32 id: 086efc5a74 (このIDを非表示/違反報告)
牧(プロフ) - 毎日の楽しみです！財前とこれからどうなるのかもワクワクですね！ (2022年9月4日 17時) (レス) id: 0d6f1959a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2022年7月13日 22時
