氷帝 ページ34
手塚｢⋯跡部。お前達もか｣
跡部、という人を先頭に後ろに数人いる
テニスバッグを持っている⋯ということはテニス部？
あれ、跡部ってなんか聞いたことあるような
跡部｢ああ。合宿も近いからな⋯？なんだ、そいつは｣
？｢えー！？青学が女の子連れてる！それにすっごい可愛いC！！ねえ名前は！？｣
ふわふわの羊みたいな男の人は、
眠そうだった目をぱっちり開けて私の顔を覗き込む
あ、ダメかも
手塚｢彼女はつい最近マネージャーになった。橘Aだ｣
国光くんがサッと前に立って、
私を隠してくれる
？｢挨拶もできねーのかよ、失礼なやつだな｣
？｢し、宍戸さん｣
⋯失礼なのはどっちなの
人をそいつ呼ばわりしたり、
急に距離詰めて、顔覗き込んで、名前は！？って
でもそんなこと言えない
知らない男の人⋯怖いし
手塚｢⋯Aは男が苦手なんだ。こちらの事情も知らずに好き勝手言ってもらっては困る｣
？｢男が苦手⋯そんなんでマネージャーが務まるんかいな｣
海堂｢あ？てめぇ今なんつった？｣
その通りだ
傍から見たら務まるわけないって思われるのは当たり前
でも
｢⋯務まります｣
？｢はい？｣
｢務まるって言ったの。青学のみんなは貴方たちとは違うから｣
何も知らないくせに
キッとその人たちを睨む
びっくりした顔をしてたけど、気にしない
桃城｢そういうことっすよ！俺たちは氷帝さんとは違って優しいんでね｣
｢うーん自分で言っちゃうとマイナス｣
桃城｢ええ！？そりゃないっすよ！｣
慌てる武くんを見てつい笑ってしまう
やっぱり、青学が好きだ
居心地いい
跡部｢⋯ふっ、気が強い女は嫌いじゃねえよ。俺らは氷帝学園テニス部。俺は部長の跡部景吾だ。さっきはすまなかったな｣
それから氷帝学園？のみなさんが頼んでもない自己紹介をしてくれる
跡部さん、忍足さん、宍戸さん、向日さん、芥川さん、日吉くん、鳳くん、樺地くん
あ、氷帝ってことは⋯
跡部さんは合宿で別荘を貸してくれるお坊ちゃまか
なんか聞いたことあると思った
｢⋯橘A、です｣
跡部｢合宿では世話になると思うが⋯よろしく頼む｣
｢はい｣
跡部｢おい。宍戸、忍足｣
宍戸さん、忍足さん、は
失礼なやつとか務まるんか、とか言ってた人だ
宍戸｢⋯悪かったな｣
侑士｢俺も、堪忍な。事情も知らずに失礼なこと言うて｣
｢⋯こちらこそすみませんでした｣
⋯割といい人たちかもしれない
とか思う私は単純だ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MOMO(プロフ) - とても面白いです！これからも頑張って下さい。 (2022年10月25日 16時) (
レス) @page32 id: 086efc5a74 (このIDを非表示/違反報告)
牧(プロフ) - 毎日の楽しみです！財前とこれからどうなるのかもワクワクですね！ (2022年9月4日 17時) (レス) id: 0d6f1959a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なち | 作成日時：2022年7月13日 22時
