青学テニス部のお気に入り【テニスの王子様】

誘い ページ32

次の日、今は練習中
昨日早速何人かの練習メニューを考えてたんだけど、思ったより難しい

練習メニューは貞治くんが作ることが多いらしいから今度参考までに話聞いてみようかな



手塚｢休憩！｣


｢｢｢はい！！｣｣｣


なんて考えてたらいつの間にか休憩の時間だ


｢お疲れさま｣


はい、とみんなにドリンクとタオルを渡す
みんな手渡しにびっくりしてたけど、
⋯これくらいできるし



不二｢そうだ、A｣


｢うん？｣


不二｢練習の後時間あるかな？｣


練習の後？
今日は確か午前中で終わる
午後は⋯何も無いな


｢うん、暇だよ｣


不二｢合宿の買い物行かない？Aは合宿初めてだし、必要なものもいろいろあるから1人だと大変かなって｣


｢あ！そうだよね⋯買い物すっかり忘れてた｣


不二｢どうかな？｣


｢うん！助かる、ありがとう｣


いろいろあって忘れてたけど
確かに色々買わなきゃいけないものありそう
旅行用のものなんて何も持ってないし⋯


不二｢ふふ、デートだね｣


｢デート！？！？｣


不二｢あ、ちょ、声大きいよ｣


みんなの視線に気づいて、
ハッと我に返って手で口を覆う
だって、で、デートとかいうから⋯


菊丸｢なになに！？デートぉ！？｣


桃城｢不二先輩抜けがけはいけねぇな〜いけねぇよ！｣


不二｢⋯残念。みんなで行こうか、合宿の買い出し｣


大石｢それはいい案だな！行こう！｣



⋯ということで午後はみんなで行くことになった
国光くんと薫くんって1人が好きそうだけど、
そんなことないんだな
結構ノリノリだった


不二｢デートはまた今度だね｣


｢あ、ハイ⋯｣


⋯すっかり周助くんのペースだ
変わらず笑顔で言ってくるから、心の内が分からない



河村｢残りも頑張るぜー！グレイトぉぉぉ！｣


タカさんのラケット握ると性格変わる仕組みはなんなんだろう、実はマネージャーになってからずっと気になってる

タカさんを筆頭にみんな｢おー！｣と気合いを入れて練習に戻っていく



｢⋯元気だなぁ｣


海堂｢そうっすね｣


｢わ、薫くん｣


海堂｢⋯A先輩は、元気すか｣


｢え？うーん、みんな見てると嫌でも元気になるよ｣


海堂｢無理すんな｣


｢？ありがとう｣


薫くんのたまにタメ口になるのかわいいな
普段は頑張って敬語使ってる、って感じする
ずっとタメ口でいいのになあ


海堂｢⋯行ってきます｣


｢行ってらっしゃい｣





練習に戻っていく薫くんを見送る
午後楽しみだなあ

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