不器用系男子−Part2−【オリジナル】

不器用＊３０ ページ9

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再び


目の前が真っ白になった。





あ「そっか…頑張って！」





この調子だと、



きっと有人も彼女が欲しいだろうから




ＯＫする確率は高い。






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だけど、親友の恋を応援しないわけにはいかない。




…そう、上辺だけでも。






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佐織「ありがとう、A！」




抱きついてきた。



腕に力がこもっていた。相当嬉しいんだろう。




あ「当たり前だよ」







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本気で応援しない自分がどこかにいて、






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どこかでフラれてほしいと願う自分がいる。





憎い。その自分が嫌い。







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朝倉「そこ。手伝え」





佐織「あっ…ごめん」




ふわっと笑う佐織。正直めちゃめちゃ可愛い。








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あ「その言葉遣いやめてください？」





朝倉「…はいはい」





一方可愛くない私は





一体いつになったら不器用卒業するんですか。

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