不器用系男子−Part2−【オリジナル】

不器用＊３５ ページ14

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実に気分が悪い。


そんな感じで迎えた朝。


あ「全く、もう…」

散らかった部屋をささっと掃除して、

机に向かった。



今日は休日だ。

あ「宿題…多い」

目の前に積まれた宿題を眺めた。





こんなに進まないのは、他でもない自分の責任。

それはわかっていても


あ「あいつらのせいだし」


彼らのせいにする。






そりゃそうでしょ。


幼馴染が、親友と付き合っちゃうんだからさ。








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詳しくは、好きな人が親友と、だけど。


そんな憂鬱な私を無視して、ケータイがものすごい勢いで鳴り始めた。



あ「もしもしっ！？」


多少イラつきながらも電話に出ると


朝倉『お前さ、電話のときいつも怒ってない？』

悩みの種の幼馴染だった。







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さて、彼の電話の内容はというと


「宿題手伝ってくれ」


だった。


どこまでも生意気な奴だ。

幼馴染に宿題を手伝わせるとは。



しかも、彼女いるくせに。

佐織とやればいいじゃんか。



なんで私なわけ、いつも。






そう愚痴ってみるが、やはりちょっと嬉しかったり。








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あ「嬉しくない！」



でも素直になれない。

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