最前列へXIV

・ ページ49

貴「由依ちゃん、私、ここに居ていいのかな、」

Aの手は震えてて
この子を1人にしちゃダメだって思ったと同時にそんなことを思わせた奴に腹が立った

小「そんなことない。Aは大事なメンバーだよ。最初のライブもAがいなかったら大変なことになってたよ」

この後休んだら？って言ったけど

貴「ううん。ごめんね、メイク直してもらってくる！」

そう言ってまたいつものAに戻ったんだっけ



貴「由依。何ぼーっとしてるの？スーパー着いたよ」

小「あ、ごめん笑」

貴「悩み事〜？」

小「ううん、ちょっと昔のこと思い出してた笑」

貴「昔？」

小「うん。Aがいい意味で我慢しなくなったなって笑」

貴「え、それ褒められてんの？😕」

小「褒めてるよ笑 昔は隠して隠して爆発だったから笑」

貴「そういうわけじゃないけど、」

小「そうだったじゃん笑」

貴「今もそうだよ。言える人には言えるようになっただけ笑」

小「言える人を作れてるから成長したじゃん笑笑」

貴「なんで上からなの〜😚」


この時は、安心しきっていた

ある日の収録

小「A、顔色悪くない？」

貴「そんなことないよ」

誰が見ても明らかに悪いし、どこか落ち着かない感じだった

澤部さんが振ってくれた時も、なかなかうまく返せない

貴「ごめんなさい。なんでしたっけ😅」

澤「聞いとけよー笑」

収録が終わるとすぐに帰ってしまった

小「あ、Aなんかあったの？」
マネージャーさんがいたから聞いてみると

マ「ん？特に何も聞いてないけど、なんか変だったよね」

小「うん。今日集中できてなかったし、」

マ「さすがペアだね。」

小「まぁ、一応シンメなんで笑」

マ「心強いねえ。とりあえずA、明日明後日が休みになってたから、ゆっくり休むんじゃないのかな」

体調悪いのかなって
何かいる？ってLINEしたけど既読がつくことはなかった

・→←1番に気づきたい　ゆいぽん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す