最前列へXIV

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今はドラマもあって忙しそうだから心配かけたくない

貴「飛鳥、麻衣ちゃんには言わないで」

飛「いや言うでしょ」

貴「今ドラマやってるから、」

飛「それでも」

貴「お願い」

梅「その気持ちも分かりますけど、こんなに高熱なんですし、伝えた方が」

飛「帰ってきて寝込まれてる方が心配すると思うけど」

貴「今日は大事なシーンって言ってたから」

飛「とりあえず病院行くなら考える」

貴「分かった」


白石side

白「ただいまー」

玄関に誰かの靴が
靴的には女性だけど、、誰だ？
誰か呼ぶなんて言ってなかったけど、

飛「あ、しーさん。お疲れ様」

白「飛鳥？どうしたの？」

飛「A熱出した。」

白「え？」

飛「病院行ったらただの風邪って。今寝たところ」

白「あー、、朝から様子おかしかったんだよね。ごめんね。ありがとー！」

飛「んーん。じゃあ私は帰るね」

白「ご飯食べてく？」

飛「大丈夫。あ、あとね」

白「ん？」

飛「A、しーさんに言わないでって、心配かけたくないって言ってた」

白「そっか、まだ気使われてるなぁ」

飛「ううん。逆！しーさんのこと大好きなんだと思うよ。お願い言わないでって私に甘えてきたくらいだから笑」

白「ほんと？」

飛「うん。じゃあ、おやすみなさい」

白「おやすみなさい。気をつけて帰ってね。タクシーは？」

飛「もう呼んだ！おやすみなさーい」

白「よかった。ほんとありがとう。おやすみ」


寝室に向かうと、Aは寝ていた

白「ごめんね。遅くなった」

Aとはかれこれ長いけど、こういう時側にいれないんだよね

過去に体調を崩した時も飛鳥や真夏が助けてくれて

私はいつも後から知った

Aは私を頼ってくれないんだよね、
迷惑かけたくないっていつもいうけど、迷惑なんて思わないのに

貴「ん、？帰った？」

白「ただいま。やっぱり体調悪かったんだね」

貴「大したこない。周りのみんなが大袈裟なだけ」

白「起きなくていいよ」

起き上がったAを寝かせるものからだはあつい

貴「元気だから。」

白「嘘だ」

貴「嘘じゃない」

白「目合ってないよ」

貴「そんなことないよ」

白「顔真っ赤。熱測って」

貴「別に平気だって」

白「平気なら測ってよ」

絶対に平熱ではないのは分かってるんだけどね

案の定測ると38.5度

白「どこが平気なの！」

貴「ちょっと熱いだけ」

白「ちょっとじゃないでしょ、とりあえず水飲んで。しっかり寝て。」

貴「大丈夫だけど、、」

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