最前列へXIV

憧れと推しメン　かっきー ページ36

賀喜side

貴「かっきー、手繋いで」

賀「いいよ！！はいっ！」


貴「かっきーぎゅーってして」

賀「んー？」

貴「早く〜」

ここ最近、何故か甘えん坊のA

今日も私にずっとひっついてる

田「A、マネージャーさんが呼んでたよ」

貴「分かった〜」

テトテトと走っていった

田「最近かっきーにべったりだね」

賀「うん。最近よく甘えてくれる。」

そんな日が続いたある日のこと

賀「A、収録行くよ」

貴「うん。」

いつものようにテトテト歩いてるのは変わらないけど

賀「ん？Aこっち向いて？」

貴「？」

賀「なんか顔赤くない？ちょっとおでこ触るね」

綺麗に揃えられた前髪をあげておでこを触ると

賀「熱い気がするけど、大丈夫？」

貴「大丈夫大丈夫」

そうは言っても、やっぱりどこかいつもと違うきがする

賀「しんどくなったらちゃんと言ってね」

この収録が終われば今日の仕事は終わり、いけるかなって思ってたんだけど間違いだった

話を振られても、ぼーっとしてたのか
うまく答えられなくて突っ込まれてたし

隣に座ってるゆりちゃんも気づいたのか、ずっと手を握ってあげてる

カットがかかり休憩中

北「Aちゃん、やっぱりスタッフさんに言って休もう？」

貴「うっ、、やだっ、、頑張るからっ」

賀「今日は歌もないし」

貴「まだ出来る、」

北「ティッシュ取ってくるね」

賀「ありがとう。分かったよ、ほら泣き止んで」


熱でぐずぐずモードに入ったのか
いつの間にかみんなにバレ、なるべく映らないように。振らないようにで頑張ろうってことになった

無事に終わった時には顔が真っ赤でぐったりしてる

ス「A病院行くよ。」

貴「んー、行かない。元気」

ス「そんなしんどそうなのに、どこが元気なの笑」

スタッフさんにおんぶされながらも

私のことを掴んできた

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