最前列へXIV

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梅「Aさん。大丈夫ですか？」

貴「、、梅ってさ、背高いじゃん」

梅「まぁ、平均よりは高いですね」

貴「じゃあ、1回分じゃ足りないかもだから、私の分あげる」

梅「あっ、ちょっと！」

問診票を私に押し付けるなり、楽屋を飛び出してしまった

梅「飛鳥さん、Aさんが逃げました！」

飛「え？」

梅「私に2回打てって笑」

飛「ぷっ、あははは」

梅「笑わないでくださいよ笑 早く見つけないと笑」

飛「あー、多分トイレだよ」

2人で近くのトイレに向かうと、1番奥が閉まってた

飛「A、いるんでしょ？早く行くよ〜」

梅「違う人だったらどうするんですか！恥ずかしいですよ！」

飛「大丈夫だって。置いていって1人で打つ方が嫌でしょー？」

梅「本当に違ったら」

飛「10秒数えるから、それまでに出て。じゃないと置いてくからね」

10〜9〜なんて、カウントダウンし始めた

それでもドアは開かないし、返事もないから、違う人なんじゃって不安になる

飛「バナナマンさんもスタッフにも、メンバーにも迷惑かけるんだよ〜」

さん〜、に〜、いーち。

ゼロっていうギリギリでドアが開いた

飛「ほらね」

梅「って、めっちゃ泣きそうじゃないですか」

貴「飛鳥がいじめるから、」

飛「虐めてない。事実だから笑」

なんて飛鳥さんの一言で涙が溢れた

梅「飛鳥さん！言い方ですよ。大丈夫です。まだ時間ありますから。迷惑じゃないですよ！！」

いつものカッコいいAさんが、すっごく幼く見える

飛「早く行くよ」

Aさんと一緒に控室に向かうと

ほとんどのメンバーは終わってたみたい

先生を見た瞬間にAさんの足が止まる

そんなAさんを引っ張って、先生の前へ

飛「一瞬で終わるから」

貴「飛鳥が先やって！！」

飛「わかったわかった笑」

飛鳥さんと私はすんなり終わった

梅「痛く無かったですよ」

飛「早く座って笑 収録まで20分きってるよ笑」

貴「分かってる！！」

Aさんはガチガチで、腕をまくると、繋いでた手に、力が入った

医「一瞬だからね〜。はい、リラックスして〜」

貴「いたぁぁあい！！！」

医「痛くない痛くない〜☺️」

貴「いたいーー！！」

この状況に飛鳥さんは大爆笑

医「はい。おしまい」

貴「、、もう絶対打たない😢」

梅「お疲れ様でした笑」

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