最前列へXIV

頼って欲しい　かとし　リクエスト ページ17

加藤side

加「うわー、最悪だ」

朝起きると体のだるさ、頭痛に襲われた

普段ならしっかり食べる朝ごはんも
あまり食べる気になれなくてそのまま家を出た

今日は収録とインタビュー
そして歌番組となかなかハードな一日

気合いを入れなきゃ

楽屋に着くと元気なメンバー達がいる

いつもならノリノリでいくところだけど、今日はしっかり寝る体制で

貴「ごめん、ちょっと触るよ」

うとうとしているとひんやりとした手が

加「ん？」

貴「ごめん起こした。体調悪い？」

加「いや、ちょっと寝不足でね笑」

貴「そう？それならいいけど」

加「ありがと。Aも寝れる時にしっかり寝てね」

貴「ぷっ、いつもうるさい組のくせによくいうよー笑笑 おやすみ」

って、反対側の椅子に座った

その後はアドレナリンがでてるのか
なんとか仕事をこなしたんだけど

歌番組の最後
カットがかかると同時に視界が真っ暗になった

目を覚ますと点滴をされてて
横にはなぜか椅子に座って寝てるA

加「A、私倒れた？」

貴「あ、起きた？そうだよ。カットかかってすぐに。やっぱり体調悪かったんじゃん」

加「ごめん。けどもう平気だよ！」

貴「あのねえ、それでさっき倒れたんだから、今信用ゼロだよ」

そう言って点滴が終わっても1人で帰らせてくれず
Aの部屋に泊まることになった

お風呂からあがると

貴「はい、ここ座って〜」

加「ええ、いいよ。自分でするよ」

貴「今日は甘えなさい」
ってドライヤーをしてくれた

貴「体調は？」

加「大丈夫！元気もりもり！」

貴「ほんとは？」

加「大丈夫だよ。ほんと大丈夫」

貴「はぁ、私そんなに頼りない？」

加「頼りないわけじゃないよ！ほんと全然大丈夫だから」

貴「じゃあ、ご飯食べれる？」

加「軽めなら」

貴「ん。分かった」

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