最前列へXIV

離れないで　こさかな ページ14

貴方side

貴「ん、？」

眠りが浅かったのか、ふと目が覚めて隣を見ると

あれ、菜緒がいない
トイレかな、、

眠さもあってぼーっとしてると

小「わっ！！」

貴「わっ！！」

小「なんでって、ごめん起こしちゃった？」

貴「起きたら菜緒いなかった」

小「ごめん、ちょっと夢見て、喉乾いたから水飲んできた」

貴「びっくりしたよ〜。楽しい夢だった？」

小「ううん。めっちゃ怖い夢」

貴「え？そうなの？お化け？」

小「ううん。、」

貴「怖い夢って、人に話した方がいいって言わない？」

小「えっと、、」


小坂side

怖い夢を見た

たしかに夢だし言ってしまえばいいんだろうけど
Aが死んでしまう夢だったから、なんとなく言い出せない

さっきのAは呼んでも返事をしなくて

Aを抱きしめる

貴「んー？そんなに怖かったのー？笑笑」

いつもにこにこしてるAだからこそ
反応がなくて怖かった

小「もっとぎゅーってして」

貴「ふふ、珍しい〜」

ちゃんと返事をしてくれて、抱きしめ返してくれる

貴「髪の毛くすぐったいよ〜笑」

小「A返事してくれなかった。怖かった」

貴「え？あ！夢の話？」

小「うん」

貴「ごめんごめん笑 本物はいつどこでも、寝てる時でもちゃんと返事するね〜☺️」

小「絶対そうして約束」

貴「約束〜」

Aがあったかくて安心する

貴「え？ほんと、ちゃんと生きてるからね？！」

安心しすぎて泣いてしまう

小「だって本当に怖かった」

貴「ごめんごめん。大丈夫。菜緒残して死ぬとか有り得ないから」

にこって笑って抱きしめてくれる

本当に夢でよかった

小「A大好き」

貴「私も大好き。てかどんだけリアルだったの〜笑笑」


そういう夢を見たのは1週間くらい前だっけ


楽屋でのんびりしてると
みんなが続々と入ってくる

渡「おはよー」
金「あれ、Aは？」

小「てっきり美玖達とくると思ってた」

渡「A今日遅れる日だっけ？」

Aは前のお仕事の関係上、たまにギリギリになっちゃう時がある

小「んー、今日は何も聞いてないけど」

スマホを確認する何もきてない
なんかモヤモヤする

この前の夢を見たからだろうか

マ「ごめん、ちょっと集合」

マ「Aが事故に遭いました」

久「え！、大丈夫なんですか？！」

マ「意識はあるみたいだから安心して。ただ、今日は安静をとって休みにさせるから、よろしくね。」

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