最前列へXIV

意外とデレ多め　飛鳥ちゃん ページ11

貴方side

『終わった』

位置情報を送られたから。迎えにいくと
そこにはがっつり齋藤飛鳥がいた

飛「あー疲れた〜」

なんてのんきに車に乗って来るから

貴「あのさ、芸能人なんだからちょっとくらい変装しろ！」

っていっても

飛「大丈夫バレてない。」

貴「バレるから！！」

本人は全然気にしてないみたい

車に乗ってるとは言え、念のためメガネを渡す

飛「相変わらず心配性」

貴「自分の知名度を理解しなよ、」

飛「お腹すいた！！」

聞いてないし、、
飛鳥とは幼馴染で、今でも連絡をとってる唯一の友達だ

って言っても相手は芸能人な訳で、飛鳥から連絡が来たら返すっていう感じ

貴「何食べたいの？ 言ってくれたら適当に個室探すよ」

飛「Aの手料理がいい」

貴「カレーならあるけど」

飛「じゃあそれ食べる」

貴「ん。途中コンビニ寄る？」

飛「大丈夫」

貴「了解」

家に着くと、手洗いうがいを済まし
飛鳥はまるで自分の家のように、椅子に座った

飛「早く〜お腹すいたんだって〜笑笑」

貴「今帰ったばっかりだわ笑 温め直すからちょっと待ちなさい笑」

飛「待てない〜」

足をパタパタさせる姿はやっぱりアイドルだ

カレーとサラダ、りんごも切って持っていく

貴「これしかないけど我慢して」

飛「おいしそー」

小さい口だけど割と一口大きい

貴「飛鳥、一個聞くんだけどさ」

飛「なに？」

貴「なんで、今でも私と関わるの？」

飛「だめ？」

貴「いや、ダメじゃないけど、私一般人だし。飛鳥は有名人じゃん」

飛「今はね。でも昔はお互い一般人だったじゃん」

貴「そうだけど、一応危険っていうか。しないけど、情報漏洩とかあるじゃん？」

飛「Aがそう言うことしないって信じてるから」

貴「飛鳥、、そのもっと自分の知名度を」

飛「うま！！隠し味何淹れてんの？」

貴「はぁ、コーヒー。口ついてるよ」

パクパクと食べる飛鳥は、昔と何も変わらない

なんとなくソファーでスマホをいじってると

飛「これ、」

飛鳥の手にはチケットがあって

貴「え？」

飛「その日空けといて」

そこには卒業コンサートの文字があって、、

貴「関係者席って、私ダメでしょ」

飛「本人が渡してるからいいでしょ笑」

貴「んー、そっか」

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