最前列へXIV

苦手なものは苦手　うめあす ページ1

梅澤side

飛「ちょっと、そろそろ準備して」

貴「んー」

飛「こら、聞いてないのに返事すんな」

貴「あー、ちょっと待って〜」

飛「間に合わなくても知らないよ」


最近こう言うシーンをよく見る


秋「A、ご飯はちゃんと食べな」

貴「うーん」

秋「あーもう、集中すると全部空返事なんだから」

Aさんは一期生で、集中するとのめり込んじゃうと言うか、周りが見えなくなるみたい

今はと言うと、読書にハマっててずっと読んでる

秋「はい、一回おしまい」

貴「あー、、。分かった」

真夏さんに本を取られて勘弁したのか
大人しく箸を持った

秋「そんなに面白いの？」

貴「うん。ミステリー小説ってすごいよね。あれどうやってトリック考えるんだろ」

秋「A、箸止まってる」

貴「んー」

秋「もー、休憩終わっちゃうよ」

飛「Aアンケート書いてって」

貴「あー、忘れてた」

飛「食べたら早く書け笑」

貴「はーい」

2人に急かされたAさんは
ようやくご飯を食べ始めた

貴「ごちそうさまでした」

秋「片付けとくから。アンケート書いちゃいな」

貴「はーい。ありがと」

今はアンケートに向き合ってて
スラスラとペンを動かしてる

Aさんの字は綺麗で、大人っぽい字ですき

貴「梅、見過ぎだよ笑笑」

梅「え？」

ケタケタと笑うAさん
ついつい見すぎてしまったみたい

貴「なにー？梅も書くことないのー？」

梅「あ、違います違います」

貴「梅はもう書いたの？」

梅「書きましたよ！」

貴「ふーん。」

こうやって話しながらも、手は動いててすごい

梅「Aさんって器用ですね」

貴「ふふ、それいい褒め言葉だね」

話しながらも、アンケートはどんどん埋まっていった

貴「終わったー」

飛「A早く書いてって、終わったの？」

貴「うん」

マ「まだ出してない人ー？」

貴「はーい」

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