最前列へXII

・ ページ46

矢「さくちゃん！これこの前借りてた本！読んだよ！」

遠「もう読んだの？」

矢「うん！すごい面白かったからさ、この人の本何個か買っちゃった」

遠「えー嬉しい！何買ったのー？」

矢久保、ありがとう。私今さくちゃんの笑顔で心臓止まりかけてたわ

貴「えーいいな！！私も読みたい！！」

矢「A本読まないじゃん笑」

貴「んー、まぁそうだけどさー」

遠「じゃあ、読んでみる？」

貴「うん！！」

賀「賑やかやなぁ」

貴「かっきーの隣で読む！」


賀喜side

今日も元気な楽屋だけど、
特に美緒とAが揃うと賑やかだ笑

貴「かっきー、これなんて読むの？」

本を開いたばかりのAが聞いてきた

指のところを見ると
忽然って書いてある

賀「こつぜんだよ」

貴「コツゼンって何？」

賀「突然とかって意味だよ」

貴「あーなるほどね。ありがとう」

とまた本に視線を戻した

するとすぐに

貴「ねえねえ、これは？」

今度は登場人物の名前の呼び方をきかれた

教えてあげるとまた読み始める
これが何回か続いたんだけど

集中してるのか質問は無くなったみたい

タブレットでなんとなく絵を描いていると
Aがもたれかかってきた

さくのこと大好きだから、苦手な本も頑張ったみたいだけど、限界が来たみたい

起こさないように本を取って、テーブルに置いた

この姿勢じゃAもしんどいだろうし、私も動けないから、
ゆっくりと頭を支えて、膝に頭を移動させて

せっかくだし、
Aの寝顔を模写していく

遠「あれ？寝てる」

賀「頑張ってたんだけどね、限界きたみたい笑」

遠「ブランケット取ってこようか？」

賀「お願い」

すやすや眠るAでした

・→←メンバー兼オタ友　4期生

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す