最前列へXII

親友ポジ　天ちゃん ページ20

貴方side


田「お疲れ〜、A上手くなったなぁ」

貴「お疲れ様です！本当ですか？！」

田「本当本当！タイミングもばっちりやし、後輩に負けてられへんな〜」

100点満点の笑顔に、ふわっとした喋り方
でもバレーはすごく上手くて

好きになるのに時間は掛からなかった

それからずっと片想いで
想いを伝えられなかったけど

見てしまった

森「保乃のせいで寝不足なんだけど」

田「いやだって、絶対気になって寝られへんもん」

森「そりゃそうだけどさー、いい加減小さい虫くらい自分でなんとかしてよ」

田「もー、ちゃんと謝ったやん、許してよ〜。プリン買ってあげるからさ」

森「プリンで釣るなんて、私も軽い女になったなぁ」

田「でも、あったら食べるでしょ？保乃美味しいプリン知ってんで」

森「、、食べるけど笑」



天「あそこの2人絶対付き合ってるよな」

貴「やっぱりそう思う？」

天「絶対付き合ってる。だってたまに同じ柔軟剤の匂いするし」

貴「うう、、だよね」

天「Aってわかりやすいね」

貴「うわっ、もーやめてよー」

ぐしゃぐしゃになった髪を直して反撃する

天「あははっ、やめてっむりむり！wごめんってW」

わちゃわちゃしてたら、バランスを崩して
天ちゃんに床ドンされてしまった

貴「っ、///」

ただの部活が同じ友達だけど、これはなんか恥ずかしい

天「顔真っ赤笑笑 可愛いねえ笑笑」

ぽんぽんっと頭をして起き上がるのを手伝ってくれた

貴「別に、近いなって思っただけだし」

天「はいはい、」

理「練習再開するよ〜」

理佐さんの声で練習に戻った

さっきの天ちゃんの言葉が頭から離れなくて
部活が終わっても私のテンションは下がったまま

「お疲れ様でした〜」

天「A後半ボロボロだったね笑」

貴「うるさい〜」

天「そんな落ち込んでんの？」

貴「振られたも同然なので、、」

天「そっかそっか」

貴「なんでそんなに嬉しそうなの」

天「Aの表情コロコロ変わるし、感情ダダ漏れやからおもろいねん笑笑」

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す