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*〜
食事を終えデクたちが帰っていき
しばらくするとAが目を覚ました
Aはベビーベッドを覗く俺に気づき笑顔になる
まだ出会って間もないのにこんなに懐かれちまった
ガキの頃は全く分からなかった
小さな命の尊さなんて
ただ憎たらしい存在だった
いつも両親にも祖父母にもチヤホヤされて、、
俺がときどき駄々をこねると"お兄ちゃんでしょ"と叱られる
1番を取られたようで気に入らなかったんだ
だが今は本当に可愛くてたまらねぇ
小さくて柔らかくてあたたかいこの感じがたまらんねぇ
膨らんだ頬を指でなぞってはつついていると両親に顔を覗かれる
母「勝己、夕飯の時のことだけど…何かあった？」
父「抱え込まないで話してごらんなさい」
夢を見て泣くなんてガキみたいなこと言えるわけがなく
両親から目を逸らした
母「勝己？大丈夫なの？」
勝己「……」
俺はベビーベッドからAを抱き上げ優しく抱きしめた
額同士をくっつけると手足をパタパタと動かし俺の腹を蹴った
はぁ、お前も“吐いちまえ”ってか、？
勝己「…夢を見た。死んだAが俺のことを"お兄ちゃん"って呼んでくんだよ。俺はAが遠くに行っちまう気がして追いかけたがどんなに手を伸ばしても届かずあいつは消えちまった。俺と同じくらいの歳に見えた。目が覚めてAを見たとき、Aと重ねちまった。そのとき自分の感情がよくわかんなくなっちまったんだよ」
中３男子のくせして情けねぇ
今のAと昔のAは違うのに何故重ねて自分の胸を締め付けようとするのか
もうガキじゃねぇんだから、いつまでもめそめそしてんじゃねぇわ
顔を上げられずにいると上から頭をぶっ叩かれる
誰が叩いたか想像はつくが、今は反抗するような気もしなかった
母「私も何度も見たわ。Aが"母さん"って呼んでくる夢！私に似て可愛かったわね」
父「僕も夢で"父さん"って呼ばれたよ。あの時はまだ"ママ、パパ、かちゅき"だったのにね」
あの時は…、
父母勝己「可愛かったなぁ、」
ったく…3人同時に言うなよ
それから俺は何時間かAとの思い出話をした
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - この作品可尊いの塊なん？ (2023年2月23日 23時) (レス) @page11 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばり | 作成日時：2022年1月30日 22時
