過去の話 ページ34
テヒョンside
-公園-
公園についた
だけどまだあの恐怖の記憶が
俺の手の震えを止まらせない
あまり人気のない綺麗な場所を見つけた
多分、俺と普通に話す為に
人気がある場所は避けたんだな
A:座れば？(笑)
テヒョン:うん
A:さっきからどうしたの？(笑)
テヒョン:いや
A:…
震える俺の手をじっと見て
下を向く俺の顔を見る
A:大丈夫…？
テヒョン:ちょっと…昔の記憶…がさ
A:昔の記憶？
テヒョン:うん…嫌な記憶
A:…
テヒョン:思い出したくもないのに俺に鮮明に刻まれた恐怖の記憶
A:テヒョン
テヒョン:？
A:テヒョンが良かったら話してくれないかな？
テヒョン:いい話じゃないよ全然
A:分かってる。だけど1人で考えないでそのテヒョンが感じてる恐怖を半分わけて？
テヒョン:え…？
A:ちゃんと聞くから。
テヒョン:…分かった
A:うん
話そう
ちゃんと
テヒョン:Aが引き取ってくれる5年前…ある夫婦が俺を引き取ってくれたんだ
A:…
テヒョン:引き取りに来た日…優しそうで…抱き抱えられた時…暖かくて…こんな人達とずっと暮らせるんだ…そう…幸せだった
A:…
テヒョン:だけど…っ。家についた瞬間…優しそうな笑顔は消えた。男の人は俺を蹴り飛ばした
A:え…
テヒョン:びっくりして、お腹が痛くて。でもよく分からなくて俺は男の人に近づいた。撫でてくれるって。きっとさっきのはわざとじゃないって。だけど後悔するとは思わなかった
A:…
テヒョン:俺が近づいたら男の人は、顔や背中を強く殴ってきた。逃げないように首輪を掴まれて苦しくて痛くて怖くて
A:そんな…
テヒョン:それから小さいダンボールに閉じ込められた。毛布も何もない空のダンボール。狭くて外からはガムテープ貼られて…出るに出られなかった
A:…っ
テヒョン:ご飯どころか水も貰えなくて散歩にも連れて行って貰えなかった。お腹空いて自分の尻尾噛んで。殴られた場所がズキズキ痛くて。凄く寒くて真っ暗で怖くて
A:…
テヒョン:体も限界に近づいて立ち上がる力すら無くなった時。ダンボールが久しぶりに開いたんだ
A:…
テヒョン:久しぶりの光が目に染みた。それで弱った俺をある男の人が抱き抱えたんだ
A:え？
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BTSが大好きすぎて.... - テテペンなんで凄く良かったです!もう涙がwwありさんの作品大好きです！なのでこれからも更新待ってます！頑張ってください! (2018年5月3日 17時) (
レス) id: 17691f8b8e (このIDを非表示/違反報告)
ひひょん - この小説すごく良かったです。続編めっちゃ見たいです!! (2018年4月11日 17時) (レス) id: fff5b64637 (このIDを非表示/違反報告)
ありさん。(プロフ) - ミーさん» はじめまして。コメントありがとうございます！読んでいただきありがとうございます。続編の話は何話か考えてあるので恐らく続編は書くと思います...(笑)いつになるかはわかりませんが待っていただけたら嬉しいです。 (2018年4月11日 2時) (レス) id: c1bf92fd85 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 初めまして。とても楽しく読ませて頂来ました！最後の終わり方も好きなのですが、出来たらこの後の2人のお話もみたいと思います！ (2018年4月11日 2時) (レス) id: 17d7484df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありさん。
| 作成日時：2018年4月6日 23時
