231話 ページ20
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｢な、何すか！？｣
『地震…？にしては大きい…！』
まるで建物そのものを崩さんとばかりに
ぐらつき始める床。その揺れを耐え忍ぶように
眉を寄せていると、ふとした瞬間 ロコからハッとした驚きの声があがった
｢っジョーカー！12号の姿が…！｣
『なっ、居ない！？まさかアイツ、
最初からここを崩すつもりで……』
｢おわわわ…！！ヤバいっす、ジョーカーさん！｣
『っひとまず逃げるわよ！』
足元にびきびきと走る亀裂をみて
ダウトに恨み言を飛ばしている暇もないと思い直し、
先行を切るようにしてジョーカーは
玉座のある床に飛びうつる。
それにならってロコとハチが続くも
椅子の後ろに下ろされたカーテンを抜けた先は、
元いた屋敷の様相だった。
ともかく足を動かしてはいるものの、
これでは、右も左も分からない。
｢ジョーカー！出口の場所は分かるんですか！？｣
『頭には入ってるけど、
この揺れじゃ辿り着けるかどうか…ぁぐっ！？』
セリフを遮って、一際 大きな揺れが起こる。
それにジョーカーが小さく悲鳴をあげた直後、
欠けた天井が降りおちてきた。
ズシンと重たげな音とともに
今しがた逃走していた経路が潰される
『っしまった！…他に道は……！』
｢こっちです！｣
ロコはそう叫ぶと、
何の変哲もない壁に向き直り
その小さな体躯からは
想像できないほどの超音波を発する
すると、壁はあっさりと決壊して、簡単な退路ができ上がった。
その手練を駆使して、何とか城の外まで脱出する
そうして走って、走って、とにかく走り続けて
背後に迫るようにして聴こえる
倒壊の音が、ようやく静穏に帰した頃には
ジョーカー達の息は上がりきってしまっていた。
『こ、ここまで来れば……はぁっ、ｯはー…』
｢ゼェ…お、おいらもう走れないっす…｣
｢そうですね、もう大丈夫…
……えっ！？｣
肩を上下させながら、
一同が何とか呼吸を整えていると
ふいに後ろを振り返ったロコが
突然、驚きにまみれた声をだす
そのまま唖然とした形相で固まったロコに
追求を投げかける前に、それは、いち早く
ジョーカー達の視界に飛びこんできた。
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カフェオレ。(プロフ) - こむぎまちさん» こちらこそご丁寧にありがとうございます。私側のフォローもしていただき、僭越ながら痛み入っております。6月は家内の事情もあって続編作成が遅れてしまいそうなのですが、そう言って頂けると誠勝手ながら安心します( ´ｰ`)コメントありがとうございました (2022年6月3日 17時) (
レス) id: 976745b1c2 (このIDを非表示/違反報告)
こむぎまち(プロフ) - カフェオレ。さん» 返信ありがとうございます。拝見させていただきました。そのような理由があったのですね…その人がしたことは決して許されません。これからも応援しています、のんびり自分のペースで頑張って下さい。 (2022年6月1日 23時) (レス) @page50 id: a5368f8fd0 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ。(プロフ) - こむぎまちさん» 長らくコメントを返信できず申し訳ありません。遅ればせながら、パスワードを公開できない事情、公開に至るまでの旨をページ50話に記載致しました。御手数ですが拝謁いただけると幸いです。 (2022年6月1日 3時) (レス) id: 976745b1c2 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ。(プロフ) - アニメ好きのただのOTAKUさん» 光栄の極み…！これからもこの作品を宜しくしてくださるとうれしいです！コメントありがとうございました！ (2022年6月1日 3時) (レス) id: 976745b1c2 (このIDを非表示/違反報告)
こむぎまち(プロフ) - 初めまして。作者様にお願いがあります。怪盗少女2と3の非公開解除はいつ頃になりそうでしょうか。 (2022年4月4日 15時) (レス) id: a5368f8fd0 (このIDを非表示/違反報告)
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