【ホー駄】ハリポタパロ ページ6
作者がハリポタ好きすぎてパロりたくなってしまいました…
駄作視点
「ださくくーん!」
「今度はなんの課題だ?」
「まだ何も言ってないじゃないか〜!それでなんだけど、魔法薬学手伝って?」
「やっぱりな」
俺が魔法史の教科書を広げている隣にホー助が座り、こちらを覗いた。
「『必要の部屋』?」
「あー、それは『あったりなかったり部屋』だ。誰かがそれを本当に必要としている時にだけ現れる。この学校のどこかにあるらしい」
「ふーむ…」
突然ホー助が黙りこくって顎に手を当てて何かを考え始めた。
どうしたんだ?まさか、『必要の部屋』を探しに行くだとか言わないよな?
「駄作くん、『必要の部屋』を探しに行こう!!」
そのまさかだった…
そう思ったのも束の間、ホー助が俺の腕を思いきり引っ張り、談話室を飛び出した。
「お、おい!何考えてるんだホー助!だいたい、こんな夜中に学校中を走りまわったりしたら先生にみつか…」
その時、ガリガリと音を立てて廊下の壁が動き出し始めた。
「これは…」
目の前には、大きくそびえたつ扉が出現していた。
「『必要の部屋』だよ!駄作くん!入ってみよう!!」
小さな声でホー助が急かした。
中に入ってみると、そこは扉の大きさに反して小さめな部屋だった。豪華そうな家具が沢山置いてあり、何より大きかったのはベッドだった。それにしても……
「こんなに早く見つかるもんなのか!?」
もうひとつ不思議なことは、俺たちがなにを必要としているかだった。
「なぁ、ホー助…なんか心当たりとかあるか?なんだこの部屋は……」
「心当たり…大いにあるかも」
「!?」
「その心当たりの正体はなんだ…!?」
「駄作くんとキスがしたい」
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「えっ?」
「僕はずっと前から駄作くんとキスがしたかった!僕には駄作くんが必要だから部屋が開いたんだ!」
「は?お前っ…なに、考えて」
顔が熱くなるのがわかる。恥ずかしい…
い、いやいやいや!!そんな理由で普通開くか!?ただのスケベじゃねぇか!!
「駄作くん、おいで」
ホー助はベッドに腰掛け、手を広げて目をキラキラさせながら俺を見ている。
本当コイツ、こういう時だけ…!
都合のいい奴め…と思いながらも、俺はホー助の膝に乗っかった。
俺ってホー助に弱いよな……
頬をつかんで、唇を奪ってやった。
「これで満足か、馬鹿野郎」
ーーーーーーー
「かわいかったよ〜♪駄作くん♪」
「いい加減うるさい…忘却呪文掛けるぞ……」
「できるかなぁ〜??」
「…シレンシオ(黙れ)」
いちゃつかせたかっただけです
終わり←作者より
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作者名:コンブチャ | 作成日時:2022年12月30日 17時