ここにいるはずのない君 HC ページ6
ーーーーーー
「いらっしゃい。
こちらでお召し上がりかな？」
「あ、いえ。
テイクアウトでお願いします。
えーっと、
ホットコーヒーひとつ下さい。」
「かしこまりました。
ところで
お嬢さん、見かけない顔だね。」
マスターと客の会話が聞こえて
何となく読んでいた雑誌から目をあげる。
「私 今日この近くに引っ越してきたんです。
ご近所にこんな素敵なカフェがあるなんて嬉しいです。」
ーーーどこかで聴いたことのある声だった。
高く、でも耳障りの良い
澄んだ優しい声。
カウンター越しにマスターと話すその客を見つめる。
髪で顔は隠れて見えないものの、
白いブラウスの袖口から見える透き通るように白い手。
ミルクティー色の柔らかそうな髪。
・・・似てる。
そう思った。
「マスター、また来ますね。」
呆然と彼女を見つめているうちに、
彼女はコーヒーを片手に店を出て行ってしまった。
一瞬だけ見えた横顔。
ビー玉のような澄んだ大きな目。
A・・・？
そんなはず、ないか。
Aが今ここにいるなんて・・・
あるはずないよな。
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ぴぱ(プロフ) - まおさん» まおさんありがとうございます(*^^*) なかなか書きたいことがうまく表現できずもどかしいですが、更新がんばります！ (2012年10月10日 10時) (
レス) id: 7311d8c098 (このIDを非表示/違反報告)
まお - この話し好きです（≧∇≦） 更新頑張ってください！ファイティング＼(^o^)／ (2012年10月9日 1時) (レス) id: 795b965595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぱ | 作成日時：2012年10月8日 2時
