動き出す運命 ページ5
高層ビルの立ち並ぶ
オフィス街や繁華街から少し離れた、
割と落ち着いた場所に
私のマンションは建っている。
大量の荷物を一度部屋に置いて、
私は近所の散策に出かけた。
小さなお花屋さん。
良い匂いのするベーカリー。
本屋さん。CDショップ。
いろんなお店があって
見て回るだけで楽しい。
「わ！公園もある！」
小さなすべり台と
シーソーと
二組のブランコ。
８年前まで住んでいた田舎町にも
こんな公園があって、
いつもオッパに連れてきてもらってたっけ。
幼い私はうまくブランコが漕げないから、
オッパが背中を押してくれて。
「Aーーー！！
落ちるなよー！」
すごく遠い記憶のはずなのに、
あの時のオッパの声が
今でもすぐ近くで
聴こえるような気がする。
「８年も忘れられないなんて
私 相当執念深いよなぁ・・・」
・・・オッパは今や手の届かない人なのに。
CDショップの入口に飾られたポスター。
すっかり有名人になってしまった
ヒチョルオッパ・・・。
はぁ、とため息を一つついて
私は再び歩き出す。
ふと目に入った
小さな路地の奥にあるカフェ。
「コーヒーでも買って、
さっきの公園で飲も。」
手動のドアを開けると
チリン、とベルの音が小さく響いた。
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ぴぱ(プロフ) - まおさん» まおさんありがとうございます(*^^*) なかなか書きたいことがうまく表現できずもどかしいですが、更新がんばります！ (2012年10月10日 10時) (
レス) id: 7311d8c098 (このIDを非表示/違反報告)
まお - この話し好きです（≧∇≦） 更新頑張ってください！ファイティング＼(^o^)／ (2012年10月9日 1時) (レス) id: 795b965595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぱ | 作成日時：2012年10月8日 2時
