嘘でも笑って HC ページ21
ぺこりと会釈をして
エントランスに入っていこうとするAの腕を引き、
胸の中に強く抱きしめた。
頭で考えるよりも先に
体が動いていた。
華奢なAの体が
強張っているのがわかる。
「…８年ぶりに会ったんだ。
嘘でも
“ヒチョルオッパ久しぶり”
って笑ってみろよ… 」
…うわ、なんか俺 情けな。
でもこのまま帰してしまえば
もうAと会えなくなりそうで。
この距離を今すぐに埋めたくて
Aを抱きしめる腕に
さらに強く力を入れる。
「…前に、さっきのカフェで
偶然おまえのこと見かけたんだ。
こっちに戻ってきてるなんて
知らなかったから驚いて。
人違いかと思ったけど
オモニからAのこと聞いて、
それで今日来たら
おまえ、いて… それで… 」
言い訳のような言葉が
次々と出てくるのが
なんだか馬鹿らしく
次の言葉を飲み込む。
「…たまにはメシでも行こう。
うまいとこ連れてってやるから。」
そう言って
さっきからずっと黙り込んでいるAを
腕の中からそっと開放すると
Aは泣きそうな顔をしていた。
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ぴぱ(プロフ) - まおさん» まおさんありがとうございます(*^^*) なかなか書きたいことがうまく表現できずもどかしいですが、更新がんばります！ (2012年10月10日 10時) (
レス) id: 7311d8c098 (このIDを非表示/違反報告)
まお - この話し好きです（≧∇≦） 更新頑張ってください！ファイティング＼(^o^)／ (2012年10月9日 1時) (レス) id: 795b965595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぱ | 作成日時：2012年10月8日 2時
