offのときの運営には関わってはいけない話#2 ページ36
まるで、配信をしている彼らの顔は、仮面がピッタリと張り付いているように見えたんだ──
────
俺は、ふと、コーヒーを飲みながら脇に目をやった
「今日の配信良かったです!」
彼女は新人だろうか、と俺は思う。
それと同時に冷や汗が垂れていた
しまった…!誰も彼女に忠告していなかったのか!
offの運営には話しかけてはいけないって!
「…それだけか?」
大地を凍てつかせるような声が響く
ヒッと、小さく呻く声が聞こえた気がした
「今はお前みたいな奴に構ってられる時間あらへんねん」
俺自身には向けられていない筈なのに、どうしてか、胸の辺りを掴まれているような感覚になる
「それともなんや?金でもくれるんか?」
誰も言葉を介さない
いや、発せない
静寂が包む
「………カッハッハッ!冗談や、気にすんな」
その空気を断ち切るように彼の声が木霊する
そう言って彼は笑いながら去っていった
────
「あー、悪いけど君の思う”レウクラウド”は居ないからさ」
いつものように笑う彼
でも、
「また後日にしてくんない?」
どこか、冷たい
「興味ない」
その一言だけを置いて、去ってしまう
「…」
何処か行け、とでも言うように見つめる彼
「へぇ、俺によくそんな口をきけたね。その口…裂いてやりたくなる」
口を三日月型に歪めながら殺意を剥き出しにしている彼
想像以上の化け物だよ、アンタらは
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ぱすこーひー(プロフ) - 春馬さん» まかせろりー (2020年12月26日 15時) (レス) id: dbc6d79bf3 (このIDを非表示/違反報告)
春馬 - ぱすこーひーさん» 本当にありがとうございます…!お願いします…! (2020年12月26日 14時) (レス) id: 34a2005ba9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすこーひー(プロフ) - 春馬さん» はぁい!一応もう少ししたらこの倉庫の続編が出るのでその時に出させてもらいますねー! (2020年12月26日 9時) (レス) id: dbc6d79bf3 (このIDを非表示/違反報告)
春馬 - ぱすこーひーさん» ええぇ!?こんな私のお願いを聞いてくれるなんて…!なんて優しい作者さんなんですか…!ありがとうございます!ぜひ見させていただきます!本当にありがとうございます!これからも頑張ってください! (2020年12月26日 6時) (レス) id: 34a2005ba9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすこーひー(プロフ) - 春馬さん» ありがとうございます!わかりました!作らせていただきます! (2020年12月25日 18時) (レス) id: dbc6d79bf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱすこーひー | 作成日時:2020年10月23日 7時