隣のクラスのナガセクン (ページ18)

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(人1)side

スクリーンに映し出された6人の男女の名前を見て

「やっぱりな」と呟く左隣の淳太と「さすが俺の重岡や～(泣)」って号泣する右隣の熱血ポチャ担任。

いや、あんたの重岡になったなんて今日初めて知ったけどな←

というツッコミを心で入れといて、もう一度スクリーンに目をやる。

男子の2位に先ほどまで一緒だった平野くんの名前があって、やっぱり人気なんだなって勝手に納得。

で、1位はあのチャラそうな司会の永瀬と。

平野くんの方が断然かっこいいし、性格も良さ気なのになぁ…なんて思いながら女子の所へふと目をやると私の名前もあって。

…いやいや、え？

いや、目が悪いから見間違えかななんて目をこすって見てもやっぱり私の名前。

ナンデ、ワタシノナマエアルノ…

と思考回路がうまく巡らないままぽかーんとしてると

八重歯が特徴的な男の子が1位の女の子出てきれくれます～？なんて言うから

両サイドに座っている教師二人に無理矢理立たされ、ステージへと歩かされる。

後で覚えてろよ、淳太と桐山

恨みを心で唱えながら、ステージへ上がる。

もう1人の1位に選ばれた子は、小動物みたいに小さくて可愛くて守ってあげたい雰囲気。

私とは真反対のタイプ。

なんで私選ばれたんだろ

他にも可愛い子いっぱいおるやん…

頭がゴチャゴチャになって何も考えれなくなっていた時、何故かステージ裏にいた平野くんとたまたま目が合って

「かえりたい」

そう平野くんにしか分からないように口パクした。