「自己紹介」 ページ5
「ねぇあのさ」
ブラックと俺が契約をして、じーじー言うだけのカメラに気絶したバカをおんぶして、悪魔の館を出るとき、小学生君が俺の服の裾を掴んで言った。
「自己紹介忘れてない？」
『、、、』
忘れてたぁあああ！
よし、改めて自己紹介するか！
、、ん？切り替え早い？そりゃあ記者にとっては切り替えは一番大切だからな！
『よっし、じゃあ自己紹介しようぜ。おれは谷口A！高校生だぜ☆』
「切り替えはっや。まあいいや。俺はさとし！小学生だよ！よろしくねAおにいちゃん！」
まさかのお兄ちゃんずけ。うん。まぁ、こう。キュンと来るな！
、、いや待て、落ち着け俺。変な扉開きかけてるぜ？過激なBLが始まるぜ？
、、よし。扉閉じた。
「うぅ、、ん、、」
俺がさとしと自己紹介終わると、海里が目覚めた。
いや最悪な目覚めだろうな！男性におんぶされて挙句の果てに悪魔いるもんな!!
最っ悪だわ！
『おい海里、大丈夫か？』
俺は海里を下ろしながら言った。
「あぁ、何とか…」
そこで海里は言葉を止めた。
どうしたんだろうと海里の視線の先をたどると、、、
「じー？」
カメラがいた。
「ぎゃああああ！さっきのオバケェエエエ!!!!!」
そしてまた気絶した。
「カカカ！鬼ヤバですねぇ！」
はぁ、またおんぶしねぇといけないのか、、
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作者名：拍崎狐拍 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/bittynoe
作成日時：2022年4月11日 13時
