弟の顔して笑うのはもう、やめる。【 永瀬廉 】

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廉「おい、A学校行くぞ」


「今行く！」


私が降りてくると廉はスタスタと歩き出す。


いつも通りなにか話すわけでもなくただ二人で学校まで歩く。


「アンタ、百花ちゃんと付き合ってんの？」


廉「別に。」


「ふうん、大切にしなよ。」


廉「.....」


廉は恋人同士がするようなことを平然と誰にでもやってのける。


顔もそこそこいいのもあってかなりモテる。


でも、本当に好きな人はいない、と思う。

2　百花side→

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