限界短編集 (ページ9)

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スノーフレーク　gn ページ9

スノーフレーク、花言葉は「純粋」「純潔」「汚れなき心」「みんなを引き付ける魅力」
そんなどこかで覚えたような知識がポロリと出てくるほど、始めて君を見たときに見惚れたんだ。
透き通るような白い肌にスラッとした手足、平均より少し低い身長に鈴を転がすようなかわいい声、おっとりと微笑んでいる整った顔さらさらのセミロング。
まるで絵画から出てきたような、そんな君が誰よりも素敵だった。
だからだろうか、普段女なんか本気で好きになら無い俺が好きになったのは。
ぐっちの幼馴染みということやあろえとたらこと仲良く話す姿にひどく嫉妬したのは。
gn「Aちゃんって何が好きなの？」
貴女「そうですねぇ…やはりゲームでしょうか」
gn「そうなんだ。俺と一緒だね」
貴女「まあ、ぐちつぼさんの影響もあるんでしょうけどね」
そういってぐっちの方を見るAちゃんの目は尊敬の気持ちで溢れていて…やっぱり幼馴染みには勝てねえんだなって心のそこから思った。
少しでもほしいと思った女は全員手にいれてきた。
それはその子達のことを本当は好きじゃなかったからできたことで、いざ本命となるといつものように振る舞えない。そんな意気地無しだ。
gn「Aちゃんってさ、花みたいだよね」
貴女「花ですか？」
gn「うん、いつも静かに笑っている感じとか綺麗なところとか」
貴女「…うれしいです、私花が好きなので」
そういって笑う彼女の頬はほんのりと赤く染まっていて…とても魅力的だった。
貴女「あ、そうだこれ…」
そういって彼女が渡してきたのはブーゲンビリア。
貴女「私、時間なので帰りますね」
そういって彼女は帰ってしまった。
家に帰って俺は、ブーゲンビリアの花言葉を調べた。そして赤面する。
gn「これって脈アリってことでいいの？」
思えば帰るときの彼女の顔はとても赤かったような気がした。

ブーゲンビリア
花言葉は「情熱」「貴方は魅力に満ちている」「貴女しか見えない」