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あれから一週間ほど、毎日出来る限り放課後に残っては、バトン回しや走りの練習をしていた。
「心美ちゃん、もうフォームは完璧だよ！！」
「そ、そうかな。Aちゃんが教えてくれたからだよ」
トップバッターはもう問題ない。
体育祭は明後日に迫っている。
明日の放課後はテント張りでグランドは使えない。
つまり、放課後練習としては今日が最後だ。
あの人たちはどうなっているだろう
「だからテメーのタイミングがわかんねぇんだよ、もっとちゃんとこっちに見てアイコンタクトとれって何回言ったらわかるんだよ！」
「うるさい、俺様はちゃんと見ている。貴様の渡しかたが乱暴なのだ。もっとギリギリまで寄ってこい。」
やはりもめている
「駄目だ駄目だ、やり直し！二人ともお互いの動きをもっとよく見て合わせないと！今日が最後の練習日なんだよ!?」
灰炉くんの熱にも負けないほどの二人の強情さ…
もっと他のことに活かしてくれないだろうか。
「もう、らちがあかない…やっぱり順番変えよう。窪谷須と灰炉、逆のほうがいい。」
私もなんだかイライラしてしまって
言いあいばっかりするから
「む…何をイライラしている」
当たりの強くなった私に、今度は私と才虎さんの言い合いになってしまう
「してないよ」
「しているではないか。この俺様がわざわざお慈悲で出てやるというのに何が不満なのだ。」
「してないっての、もういいから…この言い合いも不毛」
「不毛だと？」
「おい喧嘩すんなよ」
「窪谷須が才虎と喧嘩ばっかしてるんじゃん！…あー、ごめんね。そもそもやる気ないのに強制させたのが悪かった。
体育祭ごときで真面目に勝ちに行こうとして馬鹿らしいよね。」
あーあ、空気悪くしちゃった。
私のせいだ。
「何だよその言い方…俺だって真面目にやってるっつーの」
「君たち、もめてる場合じゃないよ…仕方ない、少し休憩にしよう。３人とも頭を冷やすんだ。」
私は誰の顔も見れなくて
頭を冷やさなきゃ、とその場を離れた。
なにやってんだろ。むきになっちゃって。
少し離れた、日陰になっている体育館の階段に座り込んだ。
すると、何だか下着にぬるりと、生暖かく、湿った感覚がして
ああ、イライラしてしまっていたのはこのせいか。きっとそうだ。
そういうことにしておこう。
今ナプキン持ってないや。多分鞄にもない。
…保健室でもらうか…
しかし最悪だな。体育祭と被ったか…
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doku(プロフ) - uhoさん» あっあっ、uhoさんありがとうございます…なんだかお恥ずかしい(>_<)しばしの現実逃避、お付き合いください(;_;) (2018年11月25日 13時) (
レス) id: 4071e07d98 (このIDを非表示/違反報告)
uho(プロフ) - コメント失礼致します…！！タイミングよく現れる窪谷須がかっこよすぎます…！私も以前から密かに拝見させて頂いてました！控えめに言ってめちゃくちゃ好きです…。更新楽しみにしております！ (2018年11月25日 11時) (レス) id: d981027b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：doku | 作成日時：2018年11月12日 17時
