26本目 ページ26
放課後の会議で"召集"された私たちは
体育祭の概要、当日の仕事、当日行う種目などの軽い説明を受け、解散。
「やれやれ、面倒だな何故この俺がこんなお遊戯に…フッ、しかしそれもまぁ、悪くないか。」
長くは続かない平和の地でせいぜい休息の一時を過ごしてくれな。
「３年男子、組体操だよね。海藤ちゃんとできんの？」
「ででできるわ！俺を誰だと思っている…！」
長座対前屈だけが取り柄の人かな…
「怪我しないようにきをつけなね」
「あ、あぁ…心配不要だ。」
何となく二人揃って下足まで来る。
「窪谷須は先に帰った？」
「あぁ、そうみたいだな」
「ふーん」
日が沈みかけた空
青と黄色のグラデーションが綺麗に映える。
「あ、あのさ、A…」
「ん？」
「あの、その、ほほ方向同じだし、共に……い、一緒に帰らないか。」
急にぎこちなくなる海藤。どうした？
「トイレ行きたいの？」
「違う！！」
そんなに全力で否定しなくても…
「いいよ。帰ろう。今日は部活休みだし」
そう答えるとほっとしたように安堵する。
断られるのがそんなに怖かったのか
この子友達少ないもんな
そういうわけで二人揃って帰路を歩く。
そういえばこうして、ゆっくり二人で話すことって初めてだなぁ。
「海藤、ちょっと背伸びた？」
「え？そ、そうか？」
「うん、一年のときはもうちょっとチビだった気がする」
「誰がチビだ、Aだって……」
ちびたど言いたいのかもしれないけど
悪いね、身長君と同じくらいなんだ
私の身長は158cmある。
「一センチ俺の方が上だ」
「ふふ、まぁ身長なんてどうでもいいけどね。海藤って黙ってりゃモテてたし。」
「え、ほんと？いや、違う黙ってたらってなんだ」
素になったり厨二になったり突っ込んだり
何かと忙しい男だな
「き、貴様こそもっとこう、…髪とか伸ばしたらモテるんじゃないのか」
「だって私伸ばすとうねるんだもん。ケアとか面倒だし。」
「あー、確かにそれは面倒くさそうだな」
「ね。」
しばらく沈黙が続く。
案外二人きりだと何話していいかわからないときあるよね
明日の小テストの話でもしようかと思った矢先、海藤が口を開く。
「そ、そういえばさ。こういうの聞いていいのかよくわかんねーけど…Aってあいつともう別れたのか？」
…
まさかその話
海藤の口から出るとは
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doku(プロフ) - uhoさん» あっあっ、uhoさんありがとうございます…なんだかお恥ずかしい(>_<)しばしの現実逃避、お付き合いください(;_;) (2018年11月25日 13時) (
レス) id: 4071e07d98 (このIDを非表示/違反報告)
uho(プロフ) - コメント失礼致します…！！タイミングよく現れる窪谷須がかっこよすぎます…！私も以前から密かに拝見させて頂いてました！控えめに言ってめちゃくちゃ好きです…。更新楽しみにしております！ (2018年11月25日 11時) (レス) id: d981027b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：doku | 作成日時：2018年11月12日 17時
