月とオオカミちゃんには騙されない（２）

059 空耳 ページ11

・




大昇｢まるちゃんと何話したの？｣



那須｢…んー、｣



藤井｢今日ずっとA寂しそうだったよ｣



那須｢…まじ？！｣



大昇｢喜ぶなって笑｣



大昇｢何話した？｣



那須｢…まだ気になるって言われて、｣



那須｢…それで太陽LINE使ってほしいって｣



藤井｢まるちゃんにってこと？｣



那須｢うん｣



大昇｢…は！那須なんて言ったの、｣



那須｢…分かった、って｣



大昇｢お前馬鹿かよ、！そんなん絶対A勘違いするって｣



那須｢分かってたけどこれで終わりにするからって言われたんだよ、｣



藤井｢…、｣



那須｢まるちゃん太陽も月もおれに使ってるし、それでおれは断るとか無理だった、｣



大昇｢…お前が優しいのは分かるけど、｣




藤井｢とりあえずAと話さないといけないんじゃない？｣



藤井｢ちゃんと理由があって誘うってことを伝えてからLINE使わないと、｣



那須｢…そうだよな｣



大昇｢…また遊びに行くとかAどうも思わないのかな、｣



藤井｢でも太陽LINEでしょ、Aいくんじゃない？｣



大昇｢Aだよ？そんながつがつ行けるやつじゃないって、｣



那須｢……、｣



那須｢…まじでむずかしい、、Aを大事にしたいけどそれで他の子傷つけるのは違うし、｣



那須｢…てか。さっきからAと龍我仲良さそうだし笑｣



藤井｢…そういえば今日一日ずっと一緒いるよね、｣



大昇｢ね、ふたりとも人見知りだから最近仲良くなったって龍我が言ってた｣



那須｢………｣



大昇｢気になる？｣



那須｢…正直、帰ってきてからずっと気になってた｣



大昇｢…まあ、ちょっと距離近いよな｣



藤井｢龍我顔赤くなってるし笑｣



那須｢……いいなあ｣



大昇｢カップル見てる非リアみたいなこと言うなよ笑｣



藤井｢…でも、那須と喋ってるAが一番楽しそうだと思うよ｣



大昇｢それは俺も思う｣



藤井｢自信持ちなって、｣








｢…好き、だよ？｣

龍我｢…う、ん、｣









大昇｢…あ、｣



那須｢は？！空耳、？｣



藤井｢…いや、那須、現実見よう｣



那須｢…意気地無しすぎて冷められた？｣



大昇｢…Aに限って、、｣



藤井｢…でも、確かこの間ふたりでアトリエ来てたんだよね、｣



藤井｢家で作業しようと思って布取りにきたらふたりがいてさ、｣



大昇｢…それで龍我のがよくなったとか…？｣





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

060 勘違い→←058 話しかける作戦

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す