月とオオカミちゃんには騙されない（２）

054 手繋ぎたい ページ6

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ねぇ、オオカミくん

誰かを幸せにする嘘も

時にはあるかもしれない


アタシの嘘はそうじゃない



ー




藤井｢…じゃあ今日はこれで終わりにしよっか｣



那須｢今日結構できたよね、｣



りんね｢ね、この調子で頑張ろ！｣



藤井｢じゃあお疲れ様でした〜！｣





ー





那須｢…なんかこうやって帰るのカップルみたいだね、｣



｢……かっぷる、｣



那須｢…まじで幸せ、｣



｢……っ、｣



｢…てか、皆の前で一緒に帰ろって言うから皆びっくりしてた、｣



那須｢それはごめん笑｣



那須｢舞い上がってたわ、｣



｢…恥ずかしかったもん、｣



那須｢ごめんて笑｣



那須｢自分でもあれは嫌なやつだったと思うわ、｣



｢それは相当だよ笑｣



那須｢ね、価値観の話しよ｣



｢価値観、｣



那須｢人前でできるイチャイチャってどこまでですか、｣



｢…へ｣



那須｢…んまあ、今人いないんだけどさ笑｣



那須｢外でできる、こと、｣



｢んー、手繋ぐこと、？｣



那須｢一緒、手繋ぐこと、！やっぱAと合うわ俺、｣



｢大体の人がそうでしょー笑｣



那須｢いーの、もう運命だわ｣



｢おーげさ、｣



那須｢…………｣



那須｢…ね、手繋ごって言ったら怒る、？｣



｢…へ、｣



那須｢や、ごめん、｣



｢、、いいよ、｣



那須｢…！まじ、？｣



｢まじ。てゆうか、私も思ってた…｣



那須｢ま、じか、え、いーの？｣



｢何でそんなびっくりしてるの笑｣



那須｢だ、って断られると思った、｣



｢…ね、繋ごうよ、？｣



那須｢……ん、｣



｢、｣



那須｢…待ってね、今おれの顔見ちゃだめだよ｣



｢なんでよー｣



那須｢キュン死しちゃいそうだから、｣



｢へ、｣



｢…そんなこと言ったら私もどきどきで死にそう、｣



那須｢…んもーこれ以上好きになること言わないの｣



｢…好きになってよ、｣



那須｢……っ｣



那須｢…だから｣



那須｢はは、Aには叶わないなー笑｣



｢だってゆ…｣ぴろんっ



那須｢…らいん？｣



｢…ん、誰だろ｣



｢………｣



那須｢…ふふ、手繋ぐの終わちゃったから拗ねてる、？｣



｢だって、｣



那須｢…おれもずっと繋いでたいけど、もしかしたら皆に関係することかもだし確認しよう？｣



｢…ん、わかってる｣



那須｢いい子、｣




“まるです。月LINE使います”









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