月とオオカミちゃんには騙されない

010 ちきん同盟 ページ10

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大昇×A






｢ねぇ、｣




｢言いたくなかったらいいんだけど、｣




大昇｢うん？｣




｢ブレスレットあげる人ってどうやって決めたの？｣




大昇｢んーほんと直感かな｣




｢まあそうなるよね〜｣




大昇｢男子はオオカミちゃんのことも考えないとだめだしね｣




｢そっかあ｣




大昇｢え、オオカミちゃんじゃないよね？｣




｢なんでよ、笑｣




大昇｢まあA嘘つけなさそう｣




｢なんで！つけるもん｣




大昇｢…そういえば気になってる人もういるの？｣




｢急にくるなあ｣




大昇｢気になるやん笑｣




｢まあね｣




｢いるんだけど、まだ話せてなくって｣




大昇｢当ててあげる｣




大昇｢……那須？｣




｢……へ｣




大昇｢図星の顔やめろ笑｣




｢……だって、大昇すごい！超能力者じゃん｣




大昇｢なんやそれ笑｣




大昇｢話さないの？｣




｢話したいとは思ってるけど……｣




大昇｢話した方がいいと思う｣




｢チキンすぎていけない、｣




大昇｢それな！｣




大昇｢俺もチキン｣




｢じゃあチキン同盟ね？｣




大昇｢なにそれかわいいやん｣




大昇｢……でもまじでアピールしておいた方がいいよ｣




｢わかった｣




｢ありがとう、がんばる｣




大昇｢ん｣




｢大昇も頑張ってね｣




大昇｢まあ俺は……｣




｢ん？｣




大昇｢ううん、頑張ろうな｣




ー




ゆうと×すず




すず｢皆何話してるんやろ｣




那須｢気になるよな｣




那須｢…浮所？だっけ、｣




すず｢なんで知ってるん｣




那須｢さっき話しかけに行ってたじゃん笑｣




すず｢そうやったわ笑｣




すず｢ゆうとはまるにブレスレット渡してたよな｣




那須｢…まあ、うん｣




すず｢なんやねんその微妙な返事笑｣




那須｢……正直来てくれたからってのがでかくて｣




すず｢ああ、まるから？｣




那須｢そ、｣




すず｢それ酷ない？｣




すず｢自分が本当に気になってる子にいかなんやろ｣




那須｢だよなあ｣




すず｢だれが気になってるん？｣




那須｢Aちゃん……かな｣




すず｢まじ！？｣




那須｢なんでそんな驚いてんの笑｣




すず｢いや、全然分からんやった｣




那須｢……おれ分かりにくいのかな｣




すず｢分かりにくいやろ｣




すず｢それ、ちゃんと行くべきやで｣




那須｢そうだよな、次は絶対行く｣




すず｢そやな｣





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