Happy Valentine From.Yuya ページ42
「うわぁ、やっぱり真っ暗だね。
でも一人占めなんて贅沢……？。
あれ？ 雄也くんと一緒だから二人占め？」
車を走らせて来たのは真夜中の海。
久しぶりの外デートに、ハテナいっぱいの言葉を紡ぎながら嬉しそうな彼女を見て緩む頬。
「はい、冷えるからこれ使って。」
「ありがとう。」
車の中に置いていたストールにもなる大判のブランケットを彼女のコートの上から被せてあげれば「あったかーい。」なんてゆるっとした声に癒やされる。
バレンタインに彼女から貰うばっかりは気が引けるからと、連れ出したのは俺のお気に入りの場所。
ザクザクとスニーカーで砂を踏みしめながら波打ち際まで進むと、俺と手を繋ぎながら彼女が波と追いかけっこを始める。
「海でデート出来るなんて夢みたい。
今日は特別な日だね。」
「そんなことねーよ。また、連れてきてやるよ。」
俺の言葉に甘い顔を見せてくれるA。
自然の音に身を任せたり、瞬く星を見て二人他愛のないことを話すだけで、ずっとここに居られそう。
だけど、身体が冷えちゃうからそろそろ車に戻ろうと、彼女に声を掛けようとした瞬間。
「今日はお姫様にしてくれてありがとう。」
覚えのあるその台詞に一瞬時が止まる
「雄也くんのやつ借りちゃった。」
彼女が照れながら口にしたのは勘違いじゃなくて今日の日にぴったりなJUMPの曲だった。
何でこんなに可愛いかなぁ。
「A？」
愛しさを込めて呼んだあと、強く抱きしめる。
「今日だけじゃなくて、、
ずっとお姫様にしてやっから。」
瞳を覗き込み無意識に俺の唇が狙ったのは彼女の柔らかな場所。
「雄也くん、ダメ、、ここ外、、」
俺の気持ちの高ぶりにストップをかけるように、触れる一歩前で掌をかざしてくる。
「んだよっ、せっかく良い雰囲気だったのにさ。」
「だって……。」
「あーほら、車戻ろう。」
彼女の手を引き、急ぎめに浜辺を歩き始めるけど……
やっぱムリ！
想いが溢れてしまい、立ち止まって屈んで彼女の目線に合わせる。
驚きで止まった瞬間
「すっげぇ好き。」
愛を紡いだ場所は
1度だけ
彼女の紅い柔らかな場所へと触れる
「あっ、もう！ 雄也くん！」
「続きは家に着いてからな。」
手を唇に当てながら頬を朱に染めたAが
可愛くて、既に来年のバレンタインはどうやって想いを伝えようかと考え始めてしまうんだ。
Happy Valentine From.Yuto→←Happy Valentine From.Hikaru
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☆☆さお☆☆(プロフ) - おちゃのこさいさいさん» お誕生日毎に更新を続けてよかったです(*´ー｀*) リクエストありがとうございます。知念くんの担当さんなのですね！11月まで長くお待たせした分、甘いのをいっぱい詰めた彼のお話を書けるように準備します！ (2018年12月18日 8時) (
レス) id: c4fa897311 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃのこさいさい - 毎回JUMPの誕生日が来るとこの小説を読んでいました！今後の更新についても読みました。バレンタインの、お話、私は知念担なので知念君を書いてくれたら嬉しいです。これからも頑張ってください。応援してます！ (2018年12月17日 19時) (レス) id: 97e5a79dd5 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - kizutsumuさん» ありがとうございます！ テーマが甘いお話なのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです。 有岡くんの担当さんなのですね！ 楽しみなんてとっても嬉しいです。どんな彼にするかはまだちゃんと決めていませんが精一杯有岡くんの甘いお話を書いてみます！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
kizutsumu(プロフ) - すっごいキュンキュンします！(ﾉд<｡｀)ｬﾍﾞｰ つぎは、自担の大ちゃん･･･！楽しみにしてます！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4bb9dcf014 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - けとルト.・＊さん» はい！ 1年間で色々なお話を書いていきたいなぁと思います。 (2018年4月2日 21時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆☆さお☆☆ | 作成日時：2018年2月1日 22時
