Happy Birthday Yuto！(4) ページ26
「A、俺がこの前言ったこと覚えてる？」
花火大会も終盤になる頃。
二人っきりの空間だから暑いのも人目も気にせず彼の胸に頭を預けて寄り掛かり花火を見ている時。
甘い雰囲気の中で裕翔の腕が私の腰に回って探るように瞳を覗かれる。
「えっと、なんだっけ？」
彼の言葉にこの前の熱を思い出してしまうけど素知らぬ振り。
「本当に覚えてないの？」
彼の試すような視線。
「覚えてない、、よ。」
「そっかぁAさ、今の恰好すっごいそそるね。」
頬を柔らかく撫でられてそのまま首筋に滑る彼の形のいい手。
「どうして？」
昇る熱を隠したくて話を逸らしたいのに好奇心に負けて自らその先を求めてしまう。
「だって、全部俺に染まってるんだもん。」
「え？」
また、首筋を手がすりっと滑れば熱が隠せなくなりそう。
「俺が選んだ浴衣着て、その柄が水色で俺の色なんだもん。
これはさ、もう俺色に染まってるって言うしかないよね？」
首筋を撫でられても頑張って我慢してた身体の疼き。
だけどもう決壊寸前。
「ゆうと、、」
勝手に零れるのは、ねだるような甘い声。
彼の浴衣の袖口を握れば腰に触れていた腕でグイッと引き寄せられる。
「そんな、声出されたら外見だけじゃなくて中身も俺色にしたくなっちゃうよ。」
誕生日だから全部裕翔のものだよって意味を込めて私からも彼に抱きつく。
「染めてほしい、、」
その言葉を合図に顎に手をかけられて上を向かされれば余裕の無い彼の苦しげな表情。
「そしたら、めちゃくちゃに愛して全部染めてあげる。
だから……」
外の熱気に負けないくらいの熱い視線を注がれて告げられるのはこの前彼が耳元で囁いたのと同じ言葉。
「外でできないこといっぱいしようね？」
Happy Birthday Yuto！ END
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☆☆さお☆☆(プロフ) - おちゃのこさいさいさん» お誕生日毎に更新を続けてよかったです(*´ー｀*) リクエストありがとうございます。知念くんの担当さんなのですね！11月まで長くお待たせした分、甘いのをいっぱい詰めた彼のお話を書けるように準備します！ (2018年12月18日 8時) (
レス) id: c4fa897311 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃのこさいさい - 毎回JUMPの誕生日が来るとこの小説を読んでいました！今後の更新についても読みました。バレンタインの、お話、私は知念担なので知念君を書いてくれたら嬉しいです。これからも頑張ってください。応援してます！ (2018年12月17日 19時) (レス) id: 97e5a79dd5 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - kizutsumuさん» ありがとうございます！ テーマが甘いお話なのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです。 有岡くんの担当さんなのですね！ 楽しみなんてとっても嬉しいです。どんな彼にするかはまだちゃんと決めていませんが精一杯有岡くんの甘いお話を書いてみます！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
kizutsumu(プロフ) - すっごいキュンキュンします！(ﾉд<｡｀)ｬﾍﾞｰ つぎは、自担の大ちゃん･･･！楽しみにしてます！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4bb9dcf014 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - けとルト.・＊さん» はい！ 1年間で色々なお話を書いていきたいなぁと思います。 (2018年4月2日 21時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆☆さお☆☆ | 作成日時：2018年2月1日 22時
