Happy Birthday Kei！(3) ページ21
大学の同級生で同じ学科だった慧と私。
だけど彼とは在学中は全く関わりがなくて出会いは卒業したあと。
同じゼミ仲間だった男の子が慧が所属してたゼミの子達と飲み会するからって誘ってくれた会に参加したことがきっかけ。
正直、芸能関係に疎い私は周りのウワサでしか彼の存在を認識してなかった。
だから、その日も彼とは特に話さずいつもの友達と話していただけ。
だけど
「俺さ、Aちゃんのこと大学の時から知ってたよ。
違うゼミだったけどめちゃくちゃ手先器用で製図も模型も上手に作るって有名だったんだよ？」
気付いたら慧が隣の席に座っていて軽い感じで話し掛けてきた。
こっちの名前を知ってることに驚いてなかなか話に乗れない。
それでも彼は続ける。
「それでさ、Aちゃん今日本家屋専門の設計事務所で働いてるって本当？
さっき向こうで聞こえてきた。」
「えっと、そうだけど。」
彼との近すぎる距離感に慣れてなくて私が作る壁を彼は軽々と超えてきた。
「ほんと！？
あのね俺今、日本家屋についてちゃんと勉強したくて色々教えてほしいんだけど。」
私の答えに目を輝かせる慧。
そこにはアイドルじゃなくて同じ分野を4年間学んだ大学生だった彼がいた。
そして
アルコールで熱くなったのとは違う彼の熱と真剣さに考えるまでもなく無意識に動く唇。
「いいよ。」
慧に心が動かされた瞬間だった。
それが私達の始まり。
「Aー 一人の世界に入らないで。」
数年前のことを一人思い返していると彼が寂しそうに手を目の前でフリフリ。
「あっ、ごめん。
たしかに、今も同級生だった慧と付き合ってるて意識は強いよ。」
私の言葉の続きを静かに待つ慧。
「だけど、それはアイドルのお仕事を否定してるわけじゃないの。
慧のお仕事は慧にしか出来ないことたくさんあって本当にすごいって思ってるの。
アイドルの慧も同級生だった慧もどっちも大好きだから。」
「へへ、なんかAのその言葉だけで良い誕生日になっちゃった。」
普段なかなか自分の気持ちを伝えれない私のストレートな言葉に頬を染めてハニカム。
その表情が幼すぎて思わず心の声が出てしまう。
「ねぇ、なんか同じ年に見えないんだけど。」
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☆☆さお☆☆(プロフ) - おちゃのこさいさいさん» お誕生日毎に更新を続けてよかったです(*´ー｀*) リクエストありがとうございます。知念くんの担当さんなのですね！11月まで長くお待たせした分、甘いのをいっぱい詰めた彼のお話を書けるように準備します！ (2018年12月18日 8時) (
レス) id: c4fa897311 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃのこさいさい - 毎回JUMPの誕生日が来るとこの小説を読んでいました！今後の更新についても読みました。バレンタインの、お話、私は知念担なので知念君を書いてくれたら嬉しいです。これからも頑張ってください。応援してます！ (2018年12月17日 19時) (レス) id: 97e5a79dd5 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - kizutsumuさん» ありがとうございます！ テーマが甘いお話なのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです。 有岡くんの担当さんなのですね！ 楽しみなんてとっても嬉しいです。どんな彼にするかはまだちゃんと決めていませんが精一杯有岡くんの甘いお話を書いてみます！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
kizutsumu(プロフ) - すっごいキュンキュンします！(ﾉд<｡｀)ｬﾍﾞｰ つぎは、自担の大ちゃん･･･！楽しみにしてます！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4bb9dcf014 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - けとルト.・＊さん» はい！ 1年間で色々なお話を書いていきたいなぁと思います。 (2018年4月2日 21時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆☆さお☆☆ | 作成日時：2018年2月1日 22時
