【恋】 ページ7
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和
「やっぱ、話とこっかな(笑)」
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変な空気になったから
仕方なく会話の糸口を探した。
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和
「俺、今ドラマ撮ってんだけど」
『へー、すごいですね。』
和
「共演者がみんな若い子たちばっかりだから
体力の差がすごくて(笑)」
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俺のこと知らないんだから
俺のドラマの話なんてされても
何も面白くないだろうけど
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『カズナリさんも若いんじゃないんですか?
若そうに見えますよ?』
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キミのこと知れない代わりに
俺のこと知ってほしいから
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『いくつなんですか?』
和
「いくつに見える?」
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少しだけ俺にカマって。
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『にじゅう……』
和
「にじゅう?」
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その時点で違うけど
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『ろく?』
和
「残念(笑)
三十路です。」
『えー!?
見えないですよ!だって……』
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んんっ
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『ごめんなさい(笑)』
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咳払いの後に
俺に謝ったキミに
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『私と2歳違いだなんて思えない』
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ドキッとした。
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俺より2歳年下のキミは
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「あ、そうそうこれ…」
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何のために来たのか忘れてしまったと笑い
お礼と一緒にハンカチを俺に渡した。
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和
「そうだね(笑)」
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一瞬触れた指先は
あっと言う間に熱を帯び
光のせいか
キミの顔が赤く見える。
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スプリングが揺れないように静かに立ち
「じゃあ…」とドアノブに掛けた
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和
「待って!!」
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キミの手を掴んで
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和
「また会える？」
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キミとの繋がりを切りたくないと
訴えた。
一瞬驚いた後
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『はい』
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ってアーモンド形の目が細くなったから
俺もつられて微笑んだ。
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ココから始まる
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不条理な
終わりから始めた恋
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美翔 - ゆいたすさん» 号泣だわww人目もはばからず(T_T) (2014年6月19日 20時) (
レス) id: d7d56eaac3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたす - 美翔さん» うん苦笑 優勝できたら泣くわ笑 (2014年6月19日 19時) (レス) id: 5a1dbda486 (このIDを非表示/違反報告)
美翔 - 体育祭の練習お疲れさんっ!!色々ありましたなぁ…汗あと、ちょっと、がんばろぉ〜 (2014年6月19日 18時) (レス) id: d7d56eaac3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたす - 美翔さん» え、それは‥1番乗りでやったわ(ドヤ (2014年6月18日 22時) (レス) id: 5a1dbda486 (このIDを非表示/違反報告)
美翔 - ゆいたす…字の感想はええねんwwとりま、コメありがと(=^・^=)評価もよろ〜 (2014年6月18日 16時) (レス) id: d7d56eaac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美翔 | 作者ホームページ：http://bokuradakeniwakaruyouna合図//mika
作成日時：2014年6月17日 17時
